台湾のHTCは3月18日、米Appleが2日に起こしたiPhoneに関する特許侵害訴訟に関し、同社は独自技術を開発しており、Appleの言い分には同意できないとする声明文を発表した。
ピーター・チョウCEOは「HTCはAppleの訴訟には同意できないので、全力で防御するつもりだ。われわれは知的財産保護を強く支持しており、イノベーターとその技術を常に尊重している」と語り、これまで同社が開発してきたスマートフォン関連の技術について解説している。例えば、タッチスクリーン搭載のスマートフォンを2002年には出荷しており、2009年には独自のユーザーインタフェース「HTC Sense」を立ち上げたという。
AppleはHTCがiPhoneのユーザーインタフェース、アーキテクチャ、ハードウェア関連の特許を侵害したとしているが、具体的にどの製品がどの特許を侵害しているかは明らかにしていない。HTCは、Googleブランドの「Nexus One」など、複数のAndroid携帯を製造しているメーカーだ。
HTCはこの声明文では具体的な反訴を起こす予定などは明記していない。
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