パソコンやゲーム機などが増えてくると、ディスプレイはもちろん、オーディオケーブルの取り回しがなかなか煩雑化してきます。
今回は特に「1組のスピーカーに音を集約させる」ことにフォーカスをあて、パソコンやゲーム機のオーディオ回りをスッキリさせるアイテムをご紹介します。
デスクトップパソコンやゲーム機、Blu-rayレコーダーの映像を1台のディスプレイで表示する場合、それぞれの音声も1台のスピーカーにまとめてたくなってきます。そのような場合に必要なのが、スプリッターやミキサーといったアイテムです。
スプリッター・ミキサーはケーブルのみの製品と、音量のレベル調整ができる製品があります。音量調整はゲーム機やパソコンなどでする場合、ケーブルのみの形状の製品が最も手軽です。
各機器の音量バランスをしっかりしたい場合は、音量調整ができるコントローラが搭載されたものを使用するのが良いでしょう。
Belkin(ベルキン)のマルチイヤホンスプリッター「RockStar(ロックスター)」は、5つまでの機器の音を1つのスピーカーに出力できる簡易ミキサーです。とてもリーズナブルな価格と、ポップなデザイン、シンプルな構造が魅力です。
逆に1つの機器の音を複数のイヤフォンやヘッドフォンに出力することもできるので、1台の音楽プレーヤーやスマートフォンの音を友人・知人や家族と同時に聞くのにも使えます。
Amazonでの価格は1436円(税込、以下同)。なお、入力された音はすべて1つのスピーカーに出力されますので、自動で切り替わるわけではない点には注意してください。
手元で各機器の音量調整を細かくしたい場合は、Toolmsc「RCA 4チャンネルパッシブミキサー」のような調整つまみ付きの製品がおすすめです。
こちらの製品は4系統の入出力がすべてステレオのRCA端子で、各機器の音量調節が可能。電源がいらないパッシブタイプなので音量アップに制限はありますが、ケーブルが増えない点はうれしいところです。Amazonでの価格は3105円です。
AV機器やゲーム機、そしてパソコンの映像は、HDMIですっきりとまとめることが可能です。しかし、複数機器の音声を1つのスピーカーから出力しようとすると、HDMIがネックになることがあります。
HDMIは映像と音声が同時に出力されますので、テレビやディスプレイの内蔵スピーカーにのみ音声信号が集まってしまいます。音声を別のスピーカーへ出力するには、HDMIの音声分離器が便利です。
BLUPOW「HDMI音声分離器」は、HDMI入力信号に含まれる映像と音声を分離し、映像はHDMI出力端子からテレビやディスプレイに出力、音声は光デジタル端子、または3.5mmステレオミニジャックへ出力できます。
映像側にも音声信号は通るので、テレビ・ディスプレイ側の音声信号はオフにしておくのがおすすめです。
Amazonでの価格は2799円。光デジタルにも対応しているので、5.1chシステムなどとの接続もスムーズに行えるでしょう。
ここまでパソコンやBlu-rayレコーダー、ゲーム機などの“音の出口”を1つにするためのアイテムを紹介してきましたが、音の出口=スピーカーも、それなりに良いものを用意したいところです。
デスクトップスピーカーはさまざまな製品があり、サイズや予算により選択肢がさまざまです。そこで、筆者が長年愛用している製品をおすすめします。このスピーカーを購入するまでは、デスクトップパソコンに付属していたものを使用していたのですが、音の分離の良さやクリアさに驚きました。
音には好みがあるので、できればぜひ、気になったスピーカーを店頭などで聴き比べてみてください。
Creative「GigaWorks T40 Series II(GW-T40-IIR)」は、サウンドカードやデジタルオーディオプレーヤーの大手クリエイティブテクノロジーのデスクトップ向けスピーカーです。
2ウェイ(高音域と中低音域)3ドライバー(ツイーター×1、中低音域×2)に加えて、「BasXPortテクノロジー」により明瞭な低音域を再生して自然な音を実現します。
メーカー直販価格は1万2650円。背面のライン入力端子に加えて、前面にもAUX入力を備えているので、臨時で機器を追加したい場合にも、手軽に接続できるのもポイントです。
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