冬も本番になり、通勤・通学などで毎日のように車で凍結道路を走る人もいるでしょう。また休日に都市部からウインタースポーツなどを目的に、雪道を走る機会がある人もいるかと思います。雪道などでのドライブ対策は万全でしょうか。
頭の中では完璧だと思っていても、意外と足りないものがあるかもしれません。ここでは、雪道や寒冷地を車で走行する際に用意しておきたいカー用品を紹介します。
大学卒業後、大手メーカー系自動車販売会社に勤務。在職中は個人顧客を中心に年間平均60台の新車を販売。自動車保険の見直し提案などの経験も豊富。その後、金融業界に精通した業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事するとともに、2級ファイナンシャル・プランニング技能士およびAFP資格を取得。2018年よりライターとして活動を開始。新車ディーラー業界の裏話やファイナンシャルプランナーの視点から見た車購入アドバイスだけでなく、お得なカー用品やガジェット紹介等も得意とする。私生活では3児とうさぎ2羽の父。【保有資格】2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP(日本FP協会認定)
スタッドレスタイヤを装着していても、大雪が降るとスタックして動けなくなってしまう場合があるかもしれません。原始的な方法ではありますが、タイヤチェーンなどを携帯しておくことで、このような事態に備えることができます。
スタッドレスタイヤを過信せずに、プラスアルファの備えをするようにしましょう。
夜から朝にかけて大雪が降ると、車に雪が積もりますよね。運転する前に雪を下ろさないといけませんが、素手で下ろすのは大変な作業です。専用の道具を用意すると作業が楽になるでしょう。
その際、窓ガラスの雪だけではなく、屋根上に積もった雪も一緒に運転前に下ろすのを忘れないようにしましょう。雪が積もった状態で走行して落ちると、後続車や自転車、歩行者の危険にもなりかねません。
めったに雪が降らなくても、冬季は常に氷点下という地域も存在します。そのような地域でも起こり得るトラブルがあります。フロントガラスやウインドウウォッシャー液の凍結が発生して、運転時に支障をきたすことも。
これらの対策も行っておくと安心です。
積雪量が多いと、車が雪道にスタックして動けなくなる可能性があります。スタッドレスタイヤを履いていれば大抵の道は走行できますが、降雪が多く除雪が間に合っていないような道路ではタイヤチェーンを装着していないと走行できないことも。
そんなときに備えて用意しておきたいのが、ニューレイトン(NEWRAYTON)の「アイスバーン らくらくタイヤチェーン」です。比較的価格帯が安価な金属製のタイヤチェーンとなっています。亀甲型に組まれているので、雪道でもしっかりと路面をキャッチして走行することができます。
スキーなどで山道に行くなら、用意しておいて損はないでしょう。タイヤチェーンは今履いているタイヤのサイズによって適合が異なりますので、確認の上購入を検討してみてください。
タイヤチェーンは買ってあっても、常に車に積みっぱなしにしておくと荷室スペースが狭くなってしまいます。かといって車に積んでおかないと安心できないものですが、そういったときにオートソック(AutoSock)の「布製タイヤすべり止め」が活躍するでしょう。
布製のすべり止めという一風変わった商品ですが、チェーンとほぼ同等の性能を誇るので、積雪路面で活躍します。取り付けも駆動輪にほぼワンタッチでできるので、とても簡単。チェーンの取り付けに不慣れな人でも安心です。
重量も800gと軽いですし何よりコンパクトなので、お守り代わりに車に積んでおきたいですね。価格はタイヤのサイズにより異なります。購入を検討する際は、自身の車のタイヤサイズを確認しましょう。
雪が積もったら、運転前に車に載っている雪を落とさなければなりません。もちろん車に載った雪は素手でも下ろすことができますが、手がかじかんでしまいますし、何より時間がかかります。
そんな時にスノーブラシがあれば、手を冷やすことなく雪を下ろせますし、ミニバンやスーパーハイトワゴンの軽自動車のような車でも、屋根上の雪を手軽に下ろすことができます。車の上に雪が残っていると、走行中に落下した時に視界が妨げられたり、後続車などの周囲に迷惑をかけたりしますので、予防策として用意しておきたいですね。
寒い地域に行くときに忘れがちなのが、ウインドウウォッシャー液の寒冷地仕様への変更です。寒冷地仕様でないと、ウォッシャー液が凍ってしまいます。そうなるとフロントガラスの汚れ落としがしにくくなりますので、必ず寒冷地仕様に変更しましょう。
古河薬品工業の「寒冷地用 油膜取りスーパーウォッシャー液」は、原液で使った場合はマイナス40度まで耐えることができるので、極寒地でも使用可能です。また、このウォッシャー液は洗浄力が強いので、頑固な油膜もすっきり落としてくれます。
真冬の朝に車に乗ろうとした際に一番困るのが、フロントガラスが凍り付いて視界が遮られてしまうことです。エアコンのデフロスターを使えば次第に溶けますが、完全に溶けるまでに10分以上時間がかかる場合も。かといって、凍ってしまったフロントガラスにお湯をかけて溶かそうとすると、急激な温度差によってガラスにヒビが入ってしまうかもしれません。
そんなときに活用したいのが、呉工業の「アイスオフ 2155」です。フロントガラスにかけることで、短時間で氷を溶かすことができます。フロントガラスの凍り付きは、寒い地域だけでしか発生しないと思われがちですが、気温が氷点下に近づく地域は全て当てはまります。備えておくと、もしものときに安心でしょう。
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