2023年ももうすぐ終わり。山が好きなあなたは、今年どんな登山アイテムを購入しましたか?
今回は、登山好きライターが「2023年に買ってよかった登山用品」を3つ紹介。よかった点はもちろん、気になったポイントも紹介するので、ギア選びの参考にしてみてください。2024年も良いギアに巡り会えますように!
フリーランスのライター・編集者。元アウトドアショップ店員。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。自身の山体験や、店員時代の接客経験を生かし、リアルで深い内容を発信!リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。
モンベルの「U.L. フォールディングポール」は105cmでわずか142gと、とても軽いのが特徴。ペアではなく1本ずつ販売されています。筆者は登山道の傾斜や荷物の重さによってトレッキングポールを使ったり使わなかったりするのですが、「使うか分からないけれどとりあえず持っておきたい」という時にも負担なく持ち運べるよう、軽量なトレッキングポールを探していたところこちらを見つけました。
非常に軽いため持ち運ぶのに負担がなく、三つ折りタイプなので小さめのバックパックへも外付けしやすいのがうれしいポイント。長さの調節はできませんが、グリップが長いため、握り位置を変えればあらゆる角度の登りや下りでも難なく使えます。
一方で、気になるのは耐久性。軽く作られている分、グッと体重をかけると折れてしまいそうになります。しかし、元々トレッキングポールは体重をかけて使うものではないため、正しい使い方を意識できるメリットはあるでしょう。
アルトラのトレランシューズ「オリンパス5」は、トレラン大会や夏山登山で使うために選びました。選んだポイントは、アルトラならではのゼロドロップと幅の広さ、そしてオリンパスならではのクッション性の高さです。
ゼロドロップとは、かかととつま先のソールの高さが同じ(高さの差が0)ということ。裸足のように自然に歩け、関節や筋肉に負担をかけないのがメリットです。
また、オリンパスシリーズはクッション性の高いモデルであるため、長距離でも膝や足裏に負担をかけにくいです。筆者も20kmのトレランレースや登山で使用しましたが、足の痛みはほとんどなく快適に歩けました。
気になるポイントは、購入してから半年ほど履きましたが、トレランや登山でタフに使ってしまったからか、ソールの一部が剥がれてしまったことです。知り合いの同モデルユーザーの中にもソールが剥がれてしまった人がおり、頻繁かつタフに使う場合は、2〜3年履き続けるのは難しそうな印象です。
ウォーターボトルやフードバッグを手がけるクノックの「ヴェシカ 1L コラプシブルボトル」。500〜600mlのペットボトルと同じくらいのサイズで、バックパックのサイドポケットにも入れやすい細身なボディながら、たっぷりと入れることができます。中身が減ったら小さく折りたためる優れもので、かさばらずに持ち運べます。
筆者は、山で出るゴミ削減と水分補給の快適さ向上、荷物の軽量化のために購入。これまで飲み口が大きく開いたボトルを使用していましたが、こぼしやすいことに悩んでいました。
このボトルは飲み口が狭いため飲みやすく、たくさんこぼしてしまうこともありません。また、暑い日に出かける時の水分補給用としても活躍しています。出先でペットボトルのドリンクを購入することが減り、節約やゴミ削減にもつながりました。
筆者は水しか入れたことがないため、まだ気になっていませんが、お茶やスポーツドリンクなどを入れてしまうと、色やにおいがボトル内部に染み付いてしまうことがある模様。気になる人は、筆者のように水を入れるだけにとどめるのがよさそうです。
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