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買い替えるならどれ? 2023年注目の「ハイコスパスマートフォン」3選 5万円台で買えてしっかり使えるモデルをピックアップ

» 2024年01月02日 07時00分 公開
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 物価高や円高が家計に大きく影響した2023年――。予算的に10万円を超えるようなハイエンドモデルのスマートフォンに手を伸ばしづらい人も多かったことでしょう。

 そんな状況もあり、10万円未満で買えるミッドレンジのスマートフォンが、性能・機能を洗練させてきたことで、選択肢の一つとして存在感を強めていた印象があります。

スマートフォン Google Pixel 7a(出典:Google

 ここでは、ミッドレンジのスマホの中から、今注目しておきたい3つの機種をピックアップして紹介します

井上晃

井上晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway

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Google「Google Pixel 7a」:今年もコスパの高さが際立った

 2022年から2023年にかけては、スマートフォン市場でGoogleの「Pixel」シリーズの存在感が強かった印象があります。実際にPixelシリーズは、ここ数年で急激にシェアを伸ばしています。

 そのPixelシリーズのなかでも、特に売れたと思われるのが、普及価格帯モデルの「A」シリーズです。具体的には、2022年に発売された「Pixel 6a」や、2023年5月に発売された「Pixel 7a」でしょう。

 秋にハイエンドの「Pixdel 8」シリーズが登場して、そちらに注目が移りつつありますが、それでも「Pixel 7a」はいまだにコストパフォーマンスの高さでは無視できない端末です。

スマートフォン Google Pixel 7a(出典:Amazon

 「Pixel 7a」のポイントとしては「Pixel 7」シリーズと同じく第2世代のTensorチップ(Tensor G2)を搭載していることが挙げられます。これによって様々なAI関連機能を利用できることが、本端末の魅力と言えるでしょう。それでいて、Googleストアでの価格は6万9300円(税込、以下同)で、かなり手ごろです。

 ディスプレイサイズは6.1インチ。前モデルの「Pixel 6a」と比べると、画面のリフレッシュレートが60Hzから90Hzへと向上しています。

 カメラのセンサーサイズと画素数がアップしたことや、aシリーズとしては初めてワイヤレス充電をサポートしたこともトピックでした。

シャープ「AQUOS sense8」:完成度を高めた王道スマホ

 2つ目は、10月に発売されたシャープの「AQUOS sense8」です。SIMフリーモデルの実売価格は5万5000円前後からです。

 「sense」といえば、シャープ製のスマホの入門機としてスタートした人気シリーズでしたが、世代を重ねるとともにスペックが向上していき、ここ数年のモデルは、もはやハイミッドレンジのモデルになっています。

 今年の「AQUOS sense8」について、特に注目したいのは、カメラの進化と指紋センサーの2点です。

スマートフォン AQUOS sense8(出典:Amazon

 カメラについては、シリーズとして初めて光学式手ブレ補正(OIS)をサポート。さらにAQUOSシリーズのフラグシップモデルで培った技術を生かした新画質エンジン「ProPix5」によって、静止画の写りが改良されています。

 センサーサイズは1インチではないものの、1/1.55型の十分に大きなセンサーを搭載していて、撮影を楽しみたい人でも十分満足できる端末に仕上がっていると思います。

 続いて、指紋センサーについては、従来機で不評だった配置が改善されたことで、使いやすくなりました。

 具体的には、sense7では端末右側面に、電源キーと指紋センサーが別々に設けられていましたが、sense8では電源キーと指紋センサーが一体となっています。

 そのほかの特徴としては、プロセッサーにSnapdragon 6 Gen 1を備え、従来比でCPU性能が35%、GPU性能が33%上がったこと。1〜180Hzで可変駆動するIGZO OLEDディスプレイを備えたこと。米国国防省の調達基準である「MIL-STD-810G」に準拠した耐衝撃性能などを備えタフに仕上がっていることなどが挙げられます。

 ミッドレンジとして、総合的なバランスの良さが際立っている一台だと言えるでしょう。

モトローラ「motolora edge40」:ヴィーガンレザーモデルに注目

 モトローラが7月に発売した「motolora edge40」もコストパフォーマンスの良さが光った端末でした。メーカーの直販サイトでの価格は6万4800円。IIjmioでの取扱価格はこれよりも少し下がって、MNPのキャンペーンを非適用の状態でも一括4万円台後半といったところ。

スマートフォン motolora edge40(出典:Amazon

 ディスプレイは6.55インチでリフレッシュレート144Hzをサポート。プロセッサーにはMediaTek Dimensity 8020を搭載。背面カメラは、メイン(約5000万画素)+超広角(約1300万画素)+マクロ(約1300万画素)という3眼構成です。

 本モデルのポイントは、IP68相当の防水防塵性能を備えているほか、おサイフケータイやeSIMにもしっかりと対応しているなど、日本向けにカスタマイズされていることでしょう。

 デザインについても洗練されている印象があり、特にヴィーガンレザーを採用したモデルの質感がよく、ミッドレンジらしからぬ雰囲気に仕上がっていると感じられます。

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