Linuxの操作コンソール(tty)には,仮想を含め一般的に6つが用意されている。標準設定であれば,シェルの操作時に「Alt」+「F1」〜「F6」キーを押すことで,それぞれの画面を切り替えることが可能だ。
たとえば現在の表示状態を保持したまま,ほかの操作をしたい場合などに便利な機能である。さらにgpmサービスが動作していれば,仮想コンソール間でコピー&ペーストも可能なため作業効率が上がるだろう。
この仮想コンソールの設定は,/etc/inittabファイルの中で起動時にデーモンとして起動するように記述されている。
/etc/inittab # Run gettys in standard runlevels 1:12345:respawn:/sbin/mingetty tty1 2:2345:respawn:/sbin/mingetty tty2 3:2345:respawn:/sbin/mingetty tty3 4:2345:respawn:/sbin/mingetty tty4 5:2345:respawn:/sbin/mingetty tty5 6:2345:respawn:/sbin/mingetty tty6 |
もしも,仮想コンソールが6つも必要ないという場合には,必要な数以外はコメントアウトしておいてもよいだろう。多少ではあるが,使用メモリ量を減らすことが可能だ。
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