How-To記事「GRUBによるブートのカスタマイズ」に見られるように、GRUBの起動メニューには背景に独自画像が使われている(以下は、Red Hat Linux 7.2パッケージのもの)。
この画像の関連付けは、/etc/grub.confに記述されている「splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz」行であり、実体は「/boot/grub/splash.xpm.gz」に保存されている。拡張子から分かるようにgzipでアーカイブされており、画像フォーマットは640×480ドット/14色と規定されている。
ここでは、次に挙げる画像に切り替える方法を解説しよう。なお、8種類すべての画像は640×480ドット/14色に仕上げているためそのまま使用することが可能だ(画像クリックのリンク先画像を保存)。
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上の画像などに切り替えるための手順は次の通りだ。ここではpt01gifファイルの例を挙げている。
$ convert ~hoge/pt01.gif splash.xpm ※ 14色に減色するには次の指定で可能だ $ convert -colors 14 ~hoge/pt01.gif splash.xpm $ gzip splash.xpm $ su # cp /boot/grub/splash.xpm.gz /boot/grub/splash.xpm.gz.org # cp splash.xpm.gz /boot/grub cp: overwrite `/boot/grub/splash.xpm.gz'? y # |
上記指定内容は、ツール「ImageMagic」のコマンド「convert」を使い、14色指定でhogeユーザーホームディレクトリ下のpt01.gifを、splash.xpmに変換出力。続けて「gzip splash.xpm」のアーカイブ指定で「splash.xpm.gz」ファイルとして保存している。
このファイルは、そのまま/boot/grub/ディレクトリ下にコピーすればよい。ここでは念のためオリジナルファイルをバックアップするよう指定している。
convertコマンドが見あたらない場合には、Red Hat系であれば関連リンク先からRPMパッケージをインストールすればよい。
・関連リンク
RPM resource imagemagic 検索
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