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» 2002年10月25日 19時32分 UPDATE

Windows2000/XPのパフォーマンスを向上させる その2

[今藤弘一,ITmedia]

 Windows2000/XPでは、デバイスドライバが利用できる最大のI/Oバッファサイズを指定していて、デフォルトで512Kバイトとなっている。メモリ搭載量に応じて適切な値を設定することで、パフォーマンスを向上できる。「Windows2000/XPのパフォーマンスを向上させる その1」Tipsとあわせて設定してみよう。

画面
スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選択し、「regedit」としてレジストリエディタを起動する。起動したら、以下のキーを参照する
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\
Sessionmanager\Memory Management
右側の画面で右クリックして、「新規」−「DWORD値」を選び、「IoPageLockLimit」という値を作成する

画面
作成した「IoPageLockLimit」をダブルクリックして、「10進」を選び、搭載しているメモリサイズに応じて、値を「バイト数」で入力しよう。
ただし、以下の表に掲載しているのは「最大限指定できる」サイズだ。カーネルドライバが完全にメモリを効率よく使い切れるわけではないようで、メモリ搭載量が多いからと言って、いきなり最大値を入力してもパフォーマンスは向上しない。計算で求められた値の半分くらいから始めて、パフォーマンスを見ながら徐々に数値を上げていったほうがよいだろう。
なお、0を入力すると、デフォルトの512Kバイト(524288バイト)が利用されるようになる

表■IoPageLockLimitの最大値
物理メモリ量 IoPageLockLimit最大値(バイト数で指定)
64Mバイト以下 物理メモリ量-7Mバイト
64Mバイト〜500Mバイト 物理メモリ量-16Mバイト
512Mバイト以上 物理メモリ量-64Mバイト

●実際の計算方法
物理メモリ量が128Mバイトの場合
(128-16)×1024×1024=117440512(バイト)
が最大値となる

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