バンキングと交通情報に期待が集中From Netinsider(18)

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» 2001年02月20日 12時00分 公開
[Vagabond,@IT]

<vol.18の内容>

携帯電話/PHSユーザー利用実態調査(5)

携帯電話・PHSの利用実態、利用ニーズを1万人にアンケート(対象は社会情報サービス社のインターネット専用モニター)。第5回目の今回は、今後利用してみたいサービスについての調査結果をお伝えする


「アナザーヘブン 有料コンテンツという知られざる聖地(2)」

第2回目となる今回は、有料コンテンツ市場の特性についてレポートする。独り勝ちの存在しないその市場で勝つためには、効率的なプロモーションを行うことだ




■■ マーケットレポート■■
携帯電話/PHSユーザー利用実態調査



第5回 現在未利用だが今後利用してみたいサービス

〜バンキングと交通情報にニーズが集中、
音楽配信にも期待が〜

ネットインサイダー編集部とモバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF:http://www.mcfnet.com/ )では、携帯電話/PHSの利用実態及び今後の利用者ニーズを明らかにすべく、1万人にアンケート調査を実施した。その結果を本誌面で6回に分けて報告する。詳細なレポートは資料として発売されている。

調査対象、概要、詳細レポートなどについては、下記URLを参照
http://www.vagabond.co.jp//vv/p-mo01.htm

要約

  • 今後利用したいサービスとしては、振り込みや残高照会といったバンキングサービスと時刻表情報、乗り換え案内などの交通情報サービスの2つが特に顕著である
  • 男女別に見てみると、男性はチャットや掲示板のようにコミュニケーションのツールとして利用したいと考え、女性は割引クーポンやレストラン、コンサートなどお出かけの際に役立つサービスを重要視している
  • 10代や20代前半の中では音楽配信を挙げるユーザーが多く、若者を中心に期待が高まっていることがうかがえる

現在未利用だが今後利用してみたいサービス(上位10項目)

順位 サービス
1 振り込み 60.9
2 航空券・JR乗車券 60.7
3 割引クーポン 60.4
4 残高確認 59.9
5 地図サービス 58.0
6 時刻表情報 54.3
7 旅行情報 54.1
8 乗り換え案内 53.0
9 レストラン情報 51.9
10 辞書サービス 51.1

<本記事は、 2000年12月21日の【NETINSIDER】(No.86)に掲載されたものです>

(データ引用は編集部までご連絡ください netinsider@vagabond.ne.jp )



■■ 特 集 ■■ 
アナザーヘブン
有料コンテンツという知られざる聖地(2)



高いロイヤリティーを持っている読者に
効率的なマーケティングを行うこと

彼らは、複数のコンテンツを取る傾向があるので
広告、プロモーション・コストが分散され
効率的である


 インターネット・ビジネスといえば、「無料で大量の利用者を集め、広告収入を期待する」ビジネス・モデルが多い。いわゆる広告モデルといわれるものである。しかし、そのもう一方では、有料コンテンツのビジネスも存在しているのである。

 無料のコンテンツがあふれるインターネットにあって、有料コンテンツビジネスは将来性がないと考えられているせいか、ほとんど取り上げられることはなかった。この特集では編集部独自の推計をもとに有料コンテンツ市場規模、市場構造などを整理する。

「独り勝ち」がいない市場

 インターネットビジネスは独り勝ちの市場とよくいわれるが、有料コンテンツ市場は、独り勝ちの市場ではないと考えられる。大手ISPが販売している有料メールマガジンは57種類。このうちでも配信部数が1000部を超えるメールマガジンは10にも満たないと推定される。

 トップシェアを持つ媒体でも数%のシェアしか持っていない。つまり、数多くの媒体がわずかなシェアを持って存在している、独り勝ちのいない市場であるといえる。

2番手でも残れる市場

 独り勝ちになるための原則として、先行逃げ切りがよく挙げられるが、有料コンテンツ市場には数多くの媒体が、生まれては消えていくダイナミズムが強く働く市場である。そのため、上位の10〜20%のシェアを持つ有力企業と、下位の数%未満のシェアを持つ弱小企業に2分化することはあっても、上位の企業の中で特定の1社にシェアが集中することは難しいと考えられる。

どうしたら勝ち残れるのか?

 さまざまな企業が残っていけるとはいえ、有料コンテンツ市場で勝ち残っていくには、当然ポイントがあるだろう。考えられることは、まず第1に当たり前のことではあるが、読者のニーズにしっかりこたえ、ほかの有料コンテンツサービス企業との差別化を図ること。

 そして第2に、前述のような高いロイヤリティーを持っている読者に効率的なマーケティングを行うこと。彼らは、複数のコンテンツを取る傾向があるので、広告、プロモーション・コストが分散され、効率的であるからだ。

 第3には、複数の媒体を持つこと。これはコンテンツを作る側の人的・経済的コストの削減にもつながるが、1つのコンテンツでパソコンだけでなく、ゲーム機にも搭載されつつあるインターネット端末に対応しなければいけないからである。また、複数の媒体を持つことは、広告営業を共有化できることでもあるので、有料コンテンツ市場で勝ち残っていくポイントとなるであろう。

(第3回へつづく)

次回「アナザーヘブン〜有料コンテンツという知られざる聖地(3)〜」では
アメリカで成功した有料コンテンツ市場の紹介をします

<本記事は、2000年 3月 23日の【NETINSIDER】(No.49)に掲載されたものです>

次回「From Netinsider Vol.19」の掲載は2月27日の予定です

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