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» 2005年03月06日 00時00分 公開

情報システム用語事典:NPV(えぬぴーぶい)

net present value / 正味現在価値 / 純現在価値

[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 将来のキャッシュ・インフロー(現金流入)の現在価値から、投資であるキャッシュ・アウトフロー(現金流出)の現在価値を差し引いた正味の金額。投資(金融投資および事業投資)の採算性を示す指標で、投資判断の最も一般的な基準となっている。

 簡単にいえばDCFをベースに「回収額?投資額」を算出したもので、その投資案件で得られる正味の価値(金額)のことである。NPVが大きければ大きいほど経済価値が大きく、NPVがマイナスであれば採算が得られないことを示す。

 メリットとしては、金額で示されるため「採算が得られるか」「投資金額が妥当か」が簡単に判断できること、キャッシュフロー・ベースなので会計基準や税制に左右されないこと、資本コストが反映されているため将来リスクを織り込んだ判断を行えること、現在価値ベースに換算することから期間や投資時期が異なる投資案件を一元的に比較できることなどが挙げられる。

 NPVの定義式は、次のとおり。

 

 NPVを計算するにはキャッシュフロー(フリーキャッシュフロー)、割引率、期間の3つの要素が必要となる。投資期間が長期の案件などではキャッシュフローや割引率の予測が困難、あるいは変動が大きいといった不確定要素が増えるため、注意が必要となる。

 なお、NPVがゼロとなる割引率をIRR(内部収益率)という。

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