shared service
複数の組織で共通的に実施されている業務(特に間接部門)を、個々の組織から切り離して集中・統合して別会社として独立させ、それぞれの企業(通常はグループ企業)で共有してサービス提供を受けることで、経営の効率化を目指す経営手法のこと。
規模化およびサービスの標準化、独立事業体化によってコスト削減や生産性の向上を図られるとともに、専門化によりサービスの向上が期待される。また、通常ならば経営指標があいまいになりがちで効率化のインセンティブが働きにくい間接部門を、独立企業としてプロフィットセンター化することで、経営規律が高まるという点もメリットとされる。
対象となるサービスは、財務・経理、人事、総務、購買、情報システム(システムの運用・保守、データの保存、セキュリティなど)、法務、広報などが多い。
▼『シェアードサービス――間接部門のサービス向上とコスト削減の実現』 アーサーアンダーセンビジネスコンサルティング=著/東洋経済新報社/1999年12月
▼『シェアードサービスの管理会計』 園田智昭=著/中央経済社/2006年2月
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