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» 2008年02月08日 00時00分 公開

EclipseやSOAで音声ポータルを低コスト化、アバイア音声ポータル構築ソリューション最新版を発表

[西村賢,@IT]

 日本アバイアは2月8日、電話を使った音声によるナビゲーションを行うシステムを実現するソフトウェアの最新版「Avaya Voice Portal 4.1」を発表した。音声認識と音声合成を行うことで、プッシュトーンだけで情報サービスを行う従来の音声自動応答システム(IVR)よりも、より柔軟なシステムが構築できる。

 新バージョンではアウトバウンド機能に対応。例えば航空会社のチケット予約システムでこの機能を使うと、キャンセル待ちの顧客へ、キャンセルが発生した瞬間に電話をかけ、音声ガイダンスによる予約を完了させるシステムができる。

 電話会議にも対応した。会社、自宅、携帯電話かを問わず必要なメンバーを自動的に10人まで招集して会議を行うことができる。

日本アバイア ソリューションマーケティング部 ソリューションマーケティングマネージャ 田中美紀氏

 これまで同社は欧米や南米で、こうしたボイスポータルを250システム、合計2万ポート分の関連製品を出荷しているが、日本では広く普及していなかった。使われ方もIVRの延長という側面が強く、アウトバウンド機能を積極的に活用するようなシステムは「日本ではまだ例がない」(日本アバイア ストラテジック・プラニング マネージング・コンサルタント)という。日本でボイスポータルが普及していない原因として、同社ソリューションマーケティング部 ソリューションマーケティングマネージャの田中美紀氏は「従来はOracle DBとの接続、あるいは音声モジュールとの接続などミドルウェアを個別に開発する必要があった」と、開発コストの高さを指摘する。ただ現在は、業務システムがSOAベースのアーキテクチャへ移行しており、情報系インフラとの連携が容易になっている。Avaya Voice PortalはSOAベースで受発注管理システム、在庫管理システム、Webサーバなどと連携できるようになっている。

 IVRのシステム構築では、IVRのナビゲーション設計を行う専門家が必要なこともコスト要因となっていた。アバイアでは、「Avaya Dialog Designer」と呼ぶEclipseベースのツールを無償で提供。IVR開発の経験がないWeb開発者であっても、GUIベースのツールでVoiceXML/CCXMLといった音声アプリケーションの開発を行えるようにしたという。開発したアプリケーションはTomcat、WebSphere、Weblogicなど標準的なサーブレットコンテナにデプロイして実行できる。

 同社は“インテリジェントコミュニケーション”を標榜して音声関連ソリューションを提供しているが、今後はプレゼンス情報やビデオを使った製品も開発していくという。

Eclipseベースの音声アプリケーション開発環境を無償で提供
Webアプリケーションとしてデプロイし、SOAで業務システムとの連携も容易にできるという

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