最近「グリーンIT」という言葉を聞く機会が多くなっています。一言でいえば「環境に優しいIT活用」という考え方です。
環境問題を「極めて重要だ」と思われる方もいるでしょうし、「単なるブームであってあまり意味がない」と考える方がいるかもしれません。しかし、後者のような考え方の人であっても、グリーンITを無視すべきではありません。
グリーンITの本質は、環境のために情報システムの効率性を犠牲にすることではなく、効率的な情報システムを構築することで、“結果として環境に貢献すること”にあるからです。つまり、グリーンITを推進することは、情報システムや業務の効率化を進めるという、いままで行われてきた取り組みと同じ方向性にあるものです。
以降では、グリーンITについて簡単にまとめ、「企業の情報システム担当者、あるいは、ベンダとして何が行えるのか?」について見ていくことにします。
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