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» 2008年06月17日 00時00分 公開

情報システム用語事典:リソースヒストグラム(りそーすひすとぐらむ)

resource histogram / 資源ヒストグラム / 山積み図 / 負荷ヒストグラム

[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 プロジェクトマネジメントや生産管理(スケジューリング)などで利用される管理図の一種で、タスクやアクティビティの実施に必要な資源を時間ごとに集計して図化もの。作業者や設備の繁忙状況を把握し、その負荷調整などに用いられる。

 一般に横軸に時間の経過(月・旬・週・日など)を取り、縦軸にその時間に使用を割り当てられている資源(人員・設備など)の数量を置いたヒストグラムとして表現される。

リソースヒストグラム リソースヒストグラムのイメージ

 企業はその持てる資源を最大限、効率的に利用することが求められる。そのためには社内資源が過剰に利用されていないか、逆に遊休状態にないかを把握する必要がある。またプロジェクトは一回性の活動であるために既存資源がなく、どの資源がどの時期にどれだけ必要になるかを事前に計画することが求められる。これらの管理・計画活動に用いられるツールがリソースヒストグラムである。

 製造業などでは、生産ラインやタスクで必要となる資源を日ごとに集計して、日々に要する資源量を把握することを「山積み」といい、その集計表を「山積み表」、グラフを「山積み図」という。この山積み図に大きな凸凹があれば、資源投入量の変動が激しいことが分かる。安定的かつ効率的な生産活動には資源の均等な利用が望ましいことから、生産管理では山積み図の凸凹を均す“平準化”を行う。これを「山崩し」といい、その結果得られる図を「山崩し図」という。

 プロジェクトマネジメントでは、最終目的からその実現に必要なすべての作業を導き出し、それを実施するメンバー(人的資源)に割り当てる。このようなスケジュール優先で計画を立てると、同じ時期に作業が集中してしまう場合がある。これを避けるため、タスクにおける作業負荷の状況を把握する手法としてリソースヒストグラムが用いられる。(要員)負荷ヒストグラムとも呼ばれる。負荷ヒストグラムで100%を超える負荷状況が発見されたら、プロジェクトマネージャはその作業の実施時期をずらしたり、担当者の変更やメンバーの追加などの対策を行う。

 リソースヒストグラムが表す資源使用量(作業者動員量)は、進ちょく度変化率の示す代表的な指数である。

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