electronics manufacturing service / イーエムエス / 電子機器受託製造サービス
主に電子機器の量産製造を請け負うサービスのこと。大手EMSメーカーの中には製造業務以外に技術開発、設計、試作、部品調達、保守・修理などを手掛けるところもある。
EMSは1990年代に発達した業態で、製造コストの安い立地を探してグローバルに拠点展開しつつ、多数のブランドメーカーから得意分野の製品を集中して受託することで生産量を確保し、価格競争力のあるビジネスを展開する。
一般にイメージされるEMS企業は、独自ブランドを持たない受託専門の巨大電子機器メーカーだが、近年は自社ブランドを持つケースもある。日本国内では、従来型の製造下請けを担ってきた中小規模の企業がEMSを名乗っていることが多い。
▼『EMS戦略――企業価値を高める製造アウトソーシング』 稲垣公夫=著/ダイヤモンド社/2001年1月
▼『EMSビジネス革命――グローバル製造企業への戦略シナリオ』 原田保=編/日科技連出版社/2001年6月
▼『EMSがメーカーを変える!――製造アウトソーシングで競争に勝つ』 藤坂浩司=著/日本実業出版社/2001年9月
▼『動き出せ!日本――EMSから学ぶ真のグローバル企業になるためのヒント』 川島容次郎=著/文芸社/2004年2月
▼OEM(original equipment manufacturing)
▼ECR(efficient consumer response)
▼CAE(computer aided engineering)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.