configure to order / configuration to order / 受注仕様生産 / 注文仕様生産
組立製造業において、カタログなどで先に示した製品メニューの中から顧客が仕様を決め、それに合わせて部品在庫から製品を組み立てて出荷する生産方式のこと。
広義のBTO(注1)の一種。狭義のBTOと区別する場合は、BTOが「注文を受けてから標準製品を作り始める」のに対して、CTOは「注文内容に応じて製品仕様を変更して生産する」とカスタムメイドすることが相違点となる。
完全受注生産であるMTOやETOとは異なり、標準部品をオプション部品に変更するといったレベルで顧客の要望に対応する。
メーカーにとっては極力在庫を持たずに済ませ、顧客にはすぐに製品を届け、かつ顧客に製品選択の幅を広げる製造形態である。要求仕様によって作るものが変わるということと納期を両立させるには、高度な生産管理の仕組みが必要で受注システムと生産管理システム、BOMなどを整備し、連動するようにすることが重要となる。
PC製造・販売大手のデルは同社のビジネスモデル「デル・モデル」を“BTO”と呼んでいるが、ユーザーが製品仕様をカスタマイズできるという意味ではCTOである。
(注1)BTO
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