新たなデバイス開発がグローバルで進む昨今、組み込みシステムに必要なハードウェア/ソフトウェア、開発環境も大きな変化を遂げています。コンシューマ製品のみならず、特定用途向け製品においても、リッチなユーザー体験やこれまでの生活・利用スタイルを変えるような新たな価値を創造し、ユーザーに選ばれる高品質・高性能な製品を追い求めなければなりません。本ゾーンでは、そうした状況でエンジニアがいま知っておくべき開発現場の最前線をとりあげます。
デバイス開発に携わるあらゆるエンジニア、マネージャー
ダイソン・リミテッド (Dyson Limited) チーフエンジニア
ジェームズ ダイソン 氏
日本のモノづくりに影響を受け、ソニーやホンダに刺激されたと語るジェームズ・ダイソン氏に、いまの日本の製造業に関してのインタビューにお応えいただきました。グローバル競争が激化するなか、「日本のモノづくり」の開発力・競争力が厳しく問われています。再びイノベイティブな製品開発をするために必要な要素はどこにあるのでしょうか。
▶講師プロフィール
東京大学 先端科学技術研究センター 教授
森川 博之 氏
産業構造、経済構造、社会構造の変革に向けて、「データ」が鍵となりつつある。ビッグデータ、M2M、Cyber-Physical Systems、Internet ofThings、物聯網などというキーワードは、「データ」を核としたエコシステムの創出を目指したもので、このエコシステムの1つの要素が組み込み機器開発である。
本講演では、組み込み機器開発のエンジニアも把握しておくべきICTの今後の方向性を、「社会基盤としてのICT」と「エクスペリエンスとしてのICT」の二つの視点から論じる。特に、都市、環境、農業、介護、交通、資源などのそれぞれの産業にICTを適用し、持続的な成長が可能な新たな国づくりを行うことへの強い期待を示す。あわせて、GoogleやAmazonへの対抗軸としてのICTのあり方や、未来を創るためのICTの事例を「データ」という視点から示す。
テレビや自動車など、かつては世界最強のブランドといわれた“メイドインジャパン”が現在苦戦を強いられています。そんな中で「デジタルカメラ」は、誕生から現在に至るまで、グローバルで戦える製品として存在し続けています。その商品企画・開発ではどういった「モノづくり」を意識されているのでしょうか。キヤノン常務でイメージコミュニケーション事業本部長を務める眞榮田雅也氏と、MONOistで人気記事を執筆されている本田雅一氏を迎え、デジカメの開発・設計思想を対談を通じて語ってもらい、デジカメメーカーのモノづくりを紐解くことで、今後の日本のモノづくりの方向性を探ります。
特別対談企画
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キヤノン株式会社 常務取締役 イメージコミュニケーション事業本部長 眞榮田 雅也 氏 |
フリーランスジャーナリスト 本田 雅一 氏 |
インターネット企業が今後継続して発展していく答えは「グローバル化」しかない――。その思いから、2012年7月に英語公用化の本格運用に踏み切った楽天。その取り組みが始まった当初から、楽天の英語公用化の取り組みはさまざまなメディアで賛否両論の声で取り上げられることになります。「日本人同士が英語で議論するのはナンセンス」、「英語公用化で業務効率が落ちてしまう」――。
そんな反対の声をもろともせず英語公用化を皮切りにグローバル化を押し進める、楽天の舞台裏と本音に、EE Times Japanの人気連載「『英語に愛されないエンジニア』のための新行動論」の筆者である江端智一氏が迫ります。質問に答えるのは、楽天で技術理事を務める吉岡弘隆氏です。
「英語公用化に対する社内や周囲のリアルな反応は?」、「英語公用化を加速させる“きっかけ”となったある報告書の内容とは?」、「英語公用化の真の目的とは?」、そして江端氏が対談で吐露した「楽天の英語公用化の取り組みは、本当に成功してほしいし、猛烈に失敗してほしい……」という言葉の真意とは? 英語公用化を巡るさまざまな疑問の答えを、ふたりの面白い言葉の掛け合いが詰まった対談を通して、お届けします。
特別対談企画
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楽天株式会社 開発部 開発アーキテクチャ部 技術理事 吉岡 弘隆 氏 |
江端 智一 氏 |
インテル株式会社
インテルブースでは組込み市場におけるインテルの取組み、製品、ソリューション等を各テーマ毎にパッケージにまとめて配信しています。
またウェブキャストでは、インテルの考える組込み市場の未来とビジネス機会についての講演と、組込み市場で求められるセキュリティーについてマカフィー社との対談を配信中です。
最新情報をまとめて入手するチャンスです。ぜひインテルブースにお越し下さい。
ウインドリバー株式会社
『ソフトウェアの品質と信頼性』をテーマに、各種コンテンツをご用意します。
Webcastでは、今回ぜひご注目いただきたい2つの製品を解説。そのひとつが、テストプロセスの「見える化」で、ツール活用効果を最大化するTest Management。せっかくテストツールを導入したのに、その効果が測れていない、結局ソフトの品質向上に生かせているのかわからない・・・・・・といった開発チームの声に応えます。また、火星探索機キュリオシティ搭載製品事例、Yoctoベースの新たなWind River Linux 5、VxWorks Technical Tips集など、こうしたイベントならではの情報をお届けします。
マカフィー株式会社
マカフィーは、インテル傘下のセキュリティ専業ベンダーとして、インテリジェント・システムに対して、デバイスを保護するホワイトリスト方式の組込みセキュリティ対策製品をご紹介します。
昨今、組込・制御システムが高度化するにつれ、汎用OSの利用、IP接続性の向上が進み、一方で、マルウェアの爆発的な拡大により、セキュリティ脅威が高まっています。制約的なハードウェアリソース、固定的なアプリケーションの実行を前提とする組込み機器に対して、デバイスオーナーが承認したプログラムのみをホワイトリスト化し、これのみを実行するホワイトリスト方式のセキュリティにより、マルウェアや不正なシステム改ざんからデバイスを保護します。
アドバンテック株式会社
アドバンテックは産業用コンピュータで世界トップシェアを誇るリーディングカンパニーです。本ブースではエンジニアの方や商品企画の方を対象に、アドバンテックの組込みボード製品と周辺モジュール製品のご紹介、ならびに組込み製品に自己管理・制御・保護機能を追加しインテリジェント化を実現するソリューションや、組込み製品のリモート監視用ソフトウェアソリューションなどをご紹介いたします。また、10月に弊社独自で開催するヴァーチャルイベントの概要についてもご案内させていただきます。
ハートランド・データ株式会社
いまのやり方でだいじょうぶ?!と思っている【ソフトウェア開発者】の方必見!
ハートランド・データのブースでは、ソフトウェアの開発期間短縮と品質向上を同時に実現する画期的な『動的テストツールDT10』の製品情報をご覧頂けます。最大1ヶ月の超長時間トレースをCPUやOSに依存せずに使用でき、実際に動作させたソフトウェアを様々な視点で解析することが可能です。組込みソフトウェア開発における多くの経験と実績のあるハートランド・データだからこそできた、現場目線の"使えるツール"、ぜひご体感ください。みなさまのご来場をお待ち致しております。