
この記事では、実際に発注ナビのコンシェルジュ相談サービスをご利用いただいたかたの体験談をご紹介します。
不動産開発から建物の維持・管理・リノベーションなど、総合的な不動産・建設サービス事業を展開する東亜リアテック株式会社。東証プライム上場のゼネコン 東亜建設工業のグループ会社として2025年7月に「土地・不動産を扱う子会社」と「建物のリニューアル工事を行う子会社」が合併するという大きな節目を迎えた。
この合併による業容拡大の鍵として、経営陣が最重要視したのが「親会社と自社の顧客情報の一元化と見える化」だった。会社合併の激動期、Excelでの管理に限界を感じつつ、システム選定の知見はほとんどない……。こんな状態から、わずか1カ月で顧客・営業管理システム「Mazrica Sales」の導入を決定した。この驚異的なスピードを実現させたのは、同社代表の取締役社長 本多將人氏による「小さな会社こそ、意思決定の速さが武器になる」という確固たる信念にあった。
本記事では、体制が大きく変わるタイミングの中で、いかにして自社に適するSaaS(Software as a Service)を見つけ出し、トップと現場一体でDXを成功させたのか。同社代表取締役社長の本多將人氏、プロジェクト担当のA氏、営業部門責任者のB氏に、DXプロジェクトの裏側を伺った。
「今すぐ対策しなければならない」「自身たちで変革すべきである」。喫緊の課題に対して、業務のデジタル化、システム化を検討しているが、どのように進めればよいのか分からない、悩んでいる、SaaS導入に不安を感じている。そんな企業の経営層、事業部門の責任者・担当者はぜひ参考にしていただきたい。
サービス利用前の課題
- 会社合併に伴い、事業を拡大する為には顧客情報を一元化し見える化する必要があった
- Excel管理では限界。新体制での営業活動の効率化と可視化が急務だった
- 欠現場からシステム化の要望はあったものの、製品知識や選定の体制が乏しい状態だった
利用後の効果
- 知見や伝手がない状況から「これならばいける」と確信した製品をスピード選定できた
- 大規模なカスタマイズなしで運用可能なことを無料トライアル時点で確認。すぐ運用スキームへ移行できた
- 営業以外の部門・全社的に有用な連携性も発見。DXによる成長戦略の道筋をつかめた
目次
きっかけは組織再編という大きな変革 Excel管理の限界と「知見ゼロ」からの挑戦
| 社名 | 東亜リアテック株式会社 |
| 所在地 | 東京都新宿区(本社) |
| 設立 | 1924年7月(2025年7月、東亜リアルエステートと東亜ビルテックが合併し現社名) |
| 従業員数 | 50人規模(非公開) |
| 事業内容 | 不動産の賃貸・売買・仲介・プロパティマネジメント、建物総合管理(清掃設備保全・環境衛生・警備)、リノベーション(改修・耐震補強・大規模修繕・コンバージョン)、不動産開発(調査・企画・投資) |
──今回のシステム導入の背景には、会社合併という大きな再編がありました。具体的にどんな課題があったのですか?

東亜リアテック株式会社 代表取締役社長 本多將人氏
代表取締役社長の本多將人氏(以下、本多氏):「東亜建設工業のグループ会社として、不動産系子会社と建設系子会社を統合した目的は、事業のさらなる拡大です。そのためには、親会社(東亜建設工業)の顧客と、自社の顧客、その双方に継続的かつ戦略的にアプローチしていく必要がありました」
「そのためには、組織的な共有がなされていなかった顧客情報を一元化し、“見える化”することが、経営管理における最重要項目だと考えていたのです」
しかし、これまでは各担当者がExcelで個別に管理する旧来の手法が続いていた。
本多氏:「これまではExcelでもなんとかなっていたかもしれません。しかし、これからはグループ全体で、より組織的な営業を展開しなければならない──。Excelによるアナログな管理では、情報の更新性や共有スピードに限界があることは明白でした」
“知見ゼロ”からのスタートを支えた、「プロの目利き」の速さ
経営課題は明確だった。しかし、同社に「システム導入による課題解決」に関する知見やノウハウが蓄積されていたわけではなかった。
プロジェクト担当のA氏(以下、A氏):「社内にSFA(Sales Force Automation/営業支援システム)やCRM(Customer Relationship Management/顧客関係管理システム)のようなITシステム、ツールに詳しい人間はおらず、まさに“知見ゼロ”の状態からのスタートでした」
──知見がない状態から、どのようにしてプロジェクトを進め、製品を絞り込んでいったのでしょうか。
A氏: 「まずネット検索し、上位に表示された製品のベンダーに問い合わせてみました。しかし、回答が我々のニーズと噛み合わない。話を聞くだけでも時間がかかる。何度も電話がかかってくる……。選定の難しさを痛感しました。もっと広く製品を比較検討するにはどうすればよいのか、知見ゼロの状況から“はじめの一歩”は何をするとよいのか。ここから足踏みしていたことが分かりました」
──そこで「発注ナビ」のIT製品相談・紹介サービスへご相談いただいたのですね。
A氏:「はい。当社の事情、実現したいことを深く汲み取って、数ある製品の中から具体的な製品候補を厳選したうえで明快に紹介してくれました。同時に、先方との商談のアポイントと日程調整まで代行してくれるのもうれしいサービスで、その後の商談まで非常にスムーズ。自分たちで迷う時間をショートカットできたことが、スピード選定の呼び水になったと感じています」

「これだ!」と直感した無料トライアルと、トップの即断即決
その中で同社が選定したのは、株式会社マツリカの「Mazrica Sales」だった。













