レビュー
1万円アップで“かゆい所に手が届く”お風呂テレビ「XF-1000」(1/2 ページ)
常々思っていたことだが、カシオ計算機の“お風呂テレビ”「XFER」シリーズは、ユーザーをテレビの“場所”から開放してくれる製品だ。バッテリーを内蔵した完全なワイヤレステレビで、しかもディスプレイは「JIS防水保護等級6耐水形」(いかなる方向からの水の直接噴流を受けても内部に浸水しない)相当の防水仕様。多少の水がかかっても問題ないから、お風呂やキッチン、あるいは庭や屋上といった屋外でも、電波さえ届けばテレビを視聴できる。
流行のDVDレコーダーが、“タイムシフト”機能で放送時間という時間的な制限を取り除いてくれるものなら、XFERは場所の制約から開放してくれるもの。そんなノマド的テレビ視聴環境の実現を目指し、カシオ計算機から最新機種の“XFER”(エクスファー)「XF-1000」を借りてみた。
というわけで、先週に引き続き、お風呂ネタである。例によって入浴シーンはカットしてあるので、安心して読んでいただきたい。
キャリングハンドルが付いた
まず、従来製品と大きく異なるのは画面サイズだ。これまで、XFERのラインアップには8インチと6インチがあったが、今回の「XF-1000」は10インチのTFT液晶パネル(640×480ピクセル)を採用している。
ディスプレイ部のサイズは368(幅)×50(奥行き)×217(高さ)ミリで、重さは2.45キロ。6型は1.45キロ、8型は1.75キロだったから結構重くなっているのだが、実際に持ち運ぶときにはあまり負担に感じない。というのも、今回は本体上部に引き出し式のキャリングハンドルが付いたからだ。
XF-800のときはハンドルがなかったため、少なくとも持ち上げるときは両手を使わなければならなかった。しかし今回は、片手で“ひょい”と持ち上げ、そのまま気楽に運ぶことができる。地味なアップデートだが、可搬性は大きく向上している。
充電池は、従来のニッケル水素からリチウムイオンに変更された。連続視聴時間は約3時間15分と、画面サイズが大きくなっても従来製品より長くなっている(8型は約2時間だった)。
実際にバッテリー持続時間を計測してみたところ、1回目は輝度「標準」、音量は小さめで3時間23分の連続使用ができた。2回目は、すこし音量を上げて3時間14分。輝度を下げた「節電モード」では3時間52分と、4時間近い。音量などによって多少の差が生じるものの、少なくともカタログスペックに嘘はない。
外部入力が2系統に
一方、XF-800のものと同じようにみえるチューナー部にも、いくつかのアップデートがあった。大きなところでは、外部入力が2系統になったこと。いずれもS端子付きで、ビデオデッキやDVDプレーヤー、デジタルCSチューナーなどを接続することができる。また、これに伴って赤外線マウス(ソニー製品でいうところの“AVマウス”)が2又の形になり、2つのAV機器を操作できるようになった。
無線LANや映像圧縮の方式は従来製品と変わらない。IEEE 802.11bをベースにした無線LANを採用し、チューナー側でMPEG-2圧縮した動画を最大約30メートル(見通し)まで伝送することができる。
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