ソニーは1月20日、2005年3月期の連結営業利益見通しを500億円下方修正した。主力のエレクトロニクス分野で競争が激化し、DVDレコーダーや携帯型オーディオなどが苦戦した。
DVDレコーダーやビデオカメラ、TVの価格下落が響いたほか、半導体やコンポーネント需要も外販を中心に減少。「競争環境の変化により」(同社)携帯型オーディオも苦戦した。国内ではPC「バイオ」の売り上げも当初見込みを下回った。
売上高は当初見通しから2000億円減の7兆1500億円(前期比5%減)になる見込み。構造改革費用を当初見通しから100億円減らしたが減収をカバーしきれず、営業利益は同500億円減の1100億円(前期比11%増)、税引き前利益は同300億円減の1400億円(同3%減)に下方修正した。
純利益の見通しは上方修正する。米国子会社の業績が好転して繰り延べ税金資産を計上するほか、持ち分法による投資利益240億円を計上したためで、従来予想を400億円上回って1500億円になる見通し。
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