エンターテインメント性に優れ、もはや家庭になくてはならない家電であるテレビ。コミュニケーション手段として、固定電話に取って代わった携帯電話。DVDレコーダー、デジタルカメラなどの記録装置。そしてコンテンツを運ぶSDメモリーカード。家電製品がネットワーク上で連携し、そこにSDメモリーカードというメディアを活用することで、新たな価値が生まれる。こうした“くらし”に根付く新たなバリューチェーンの創出、それが松下電器産業のスローガンである「ideas for life」のひとつの姿だ。
会社概要 |
■会社名 松下電器産業株式会社 ■本社所在地 〒571-8501 大阪府門真市大字門真1006番地 ■代表取締役社長 大坪文雄 ■設立年月日 昭和10年12月(創業 大正7年3月) ■資本金 2,587億4,000万円(2006年3月31日現在) ■売上高 連結:88,943(億円) 単独:44,726(億円) (2006年3月31日現在) ■従業員数 連結:334,402名 単独:45,658名 (2006年3月31日現在) ■事業領域 部品から家庭用電子機器、電化製品、FA機器、 情報通信機器、および住宅関連機器等に至るまで の生産、販売、サービスを行う総合エレクトロニ クスメーカーです。 |
キャリア採用情報 |
■募集職種 システム・ソフトウエア開発 組込みソフトウエア開発 通信・ネットワーク開発 信号処理・回路技術 光学設計 半導体設計技術 機構設計 など ※上記のほかにも数多くのポジションで募集をしております。 詳細は当社ホームページをご覧下さい。 ■勤務地 大阪・京都・東京・神奈川をはじめ全国の各事業所 ■給与 (参考実績)2006年4月新卒初任給実績 修士卒:月給22万4000円以上 学部卒:月給20万2000円以上 ■応募 郵送での履歴書送付は受付けておりません。 松下電器産業株式会社キャリア採用ホームページからご応募下さい。 ■お問合せ先 東京都港区芝公園1-1-2 松下電器産業株式会社 グループ採用センター キャリアリクルーティング室 【E-mail:career@gg.jp.panasonic.com】 |
エンジニアキャリアセミナー情報 |
■東京会場 【日程】10月7日(土)、11月11日(土)、12月9日(土) 【時間】12:00〜 (11:30受付開始) ■大阪会場 【日程】10月21日(土)、11月18日(土)、12月9日(土) 【時間】12:00〜 (11:30受付開始) ※参加事業部門、場所については当社ホームページをご覧下さい。 |
転職相談会情報 |
キャリアセミナーにお越しいただけない方や、転職を迷っている方は毎週開催している「転職相談会」にご応募下さい。キャリア採用担当者が、個別にお一人様30分〜1時間程度、情報提供および質疑応答などあなたのキャリアプランを一緒に考えさせていただきます。 ※詳細は当社ホームページをご覧下さい。 |
松下電器産業が、デジタルハイビジョンプラズマテレビ“VIERA”「PZ600シリーズ」を発表。103V型から50V型までの計4 機種全てにフルHDパネルを搭載。世界最大103V型は600万円。
松下電器産業は3月8日、HDMIケーブルを介してほかの機器をコントロールできる「ビエラリンク」搭載のAV機器製品群を発表した。薄型テレビ「VIERA」、DVDレコーダー「DIGA」のほか、AVアンプや5.1chスピーカーなどのホームシアター製品もリリース。
松下の「ビエラリンク」は、HDMIケーブルで接続した製品同士を相互にコントロールする技術だ。DVDレコーダーやAVアンプを HDMIケーブルで接続するだけで、テレビのリモコンからさまざまな操作が行える。
「広角に強い」松下LUMIXシリーズの夏モデルが登場。注目の「DMC-FX50」は、定番の薄型コンパクトボディに3インチの大画面液晶と手ブレ補正機構まで搭載した。その実力は?
松下電器産業はSDメモリーカードの上位規格であるSDHC(SDメモリーカード規格Ver2.00)に準拠した4GバイトのSDHC メモリーカード「RP-SDR04GJ1K」を発売する。価格はオープンで、実売想定価格は3万円前後。
松下電器産業は6月8日、SDメモリーカードの上位規格「SDHC」に対応したビデオカメラ“SDカードムービー”「SDR- S200」を発売する。4Gバイトカードを利用することで、最長3時間20分の録画が可能。
インターネットが普及し始めて10年以上たち、いまやいつでもどこでもネットワークにつながる環境が整いつつある。この「いつでもどこでも」を意味するキーワードが「ユビキタス(遍在的)」だ。「いつでもどこでもネットワークにつながり、あらゆる情報を享受できる」ユビキタスネットワーク社会の到来に向け、通信会社やコンピュータメーカーなどが中心となってインフラ整備にいそしんでいる。
こうした中、「くらし」という観点からユビキタスネットワーク社会の実現を目指しているのが松下電器産業だ。本社R&D部門内、IPコミュニケーションシステム開発室 室長の水野治展氏は語る。
「ユビキタスというと、国家規模のインフラ整備ばかりに目がいきますが、私たちの生活空間である"住宅"に目を向けてみると、すでにさまざまなネットワークが介在していることに気が付きます。具体的にいえば、インターホンがそうですし、給湯システムの制御もボタン1つでできるようになっている。コンテンツデリバリーの仕組みも大きく変化し、テレビも一方的な電波受信の箱ではなくなってきました。それに家の中で携帯電話を使う人も増えています。家の中でもこれだけネットワークにつながり、その恩恵を享受しているのです。そこで当社では、強みである生活という部分でユビキタスの可能性を探り、1人1人の家から始まる豊かなユビキタスネットワーク社会の実現を目指しているのです」
テレビをはじめとするAV機器は、確かにそれ自体がネットワークにつながってコンテンツを受信するネットワーク機器といえる。今日では、複数台のテレビを持つ家庭も少なくない。ビデオやDVD/ハードディスクレコーダーも同じことだ。ならば、AV機器自体を「つなぐ」ことで、新たな付加価値を生み出せないか?――こうした発想から始まるのが、松下電器産業のスローガンでもある「ideas for life」の"ideas"のひとつである。くらしの中から生まれるアイデアを、最先端技術を使って実現する。その中核を担うのがR&D部門だ。
例えば、現在私たちの生活や住宅空間の中で、テレビは非常に大きなものになっている。そこでテレビをユビキタスの中心に据えてみよう、というのが同社の考えにあるという。
対象となるのはテレビだけではない。冒頭に述べたような住宅設備、エアコンのような白物家電も、リモコンや住宅用コントロールパネルを操作するためにすでにネットワーク化されている。また、携帯電話も家庭で使うコミュニケーション用のネットワーク機器だ。
こうしたAV、くらし・設備、コミュニケーションのほかに、気軽に写真を撮ってその場で楽しめるデジタルスチルカメラも、生活の中に溶け込んできた。この4分野において、それぞれが有機的に「つながる」ことで、エンターテインメントやコミュニケーションの世界もさらに広がるはずだ。
その1つとして同社が提唱しているのが、SDメモリーカード、DVD、デジタルテレビ(DTV)をつないで新たな価値創造を実現する「3Dバリューチェーン」。SDメモリーカードやDVDというメディア、そしてDTVというコンテンツを表示する家電を連携させることで、新しいエンターテインメントの可能性を提示する戦略だ。手元にリモコンが1つあれば、別の部屋にある録画コンテンツが自室のテレビで楽しめ、撮影した写真も高画質の大きな画面で鑑賞できる世界が、もうすぐ現実となるわけだ。
もちろん、テレビやDVDのコンテンツをどの部屋でも楽しむには、さらなる技術革新が必要となる。R&Dでは、こうしたニーズを実現するネットワーク技術の開発にいそしんでいる。その成果として現在提供しているのが「ビエラリンク」であり、この核となる技術HDMIの評価・設計を行ったのが、ほかならぬR&D部門だという。
そのほかにも、グループ会社である松下電工と共同で開発した「くらし安心ホームシステム」では、分電盤の中にネットワークハブを搭載し、住宅設備の中でのネットワーク整備に貢献した。インターホンや監視カメラなどの住宅設備と携帯電話をIPネットワークでつないだり、ガレージとテレビをつないだりすることで、自宅周辺のセキュリティを高め、安心・安全なくらしの実現を提案している。
このように、AVというエンターテインメントの世界があり、住宅設備があり、携帯電話などコミュニケーションがあり、デジタルカメラのようなイメージングの世界があって初めて「普段の生活が成り立っているのです」と言う(水野氏)。一見、バラバラのような分野を「つなぐ」ことで、どのような価値が生み出されるかを考え、実現する。それがR&D部門だ。
松下電器産業の強みは、大きく分けて2つある。1つは技術力。家電に搭載する低スペックのCPUで十分なパフォーマンスとセキュリティを実現し、電力消費量を抑えるのは並大抵の技術ではない。現在もその技術力を生かし、高画質のテレビ番組などを安全・確実にデリバリーするIPネットワークの研究開発に余念がない。
もう1つは、「くらし」を中心に、多角的に事業を展開していること。R&D部門の重要なミッションのひとつは、各事業部で展開している商品に対し、「これとこれを結び付けたらどうなるか」という水平的な視点で、技術統制をしながら新たな未来を開発することにある。水野氏は「お客さまや社会が求める多様なニーズを分解していくと、必ず当社の事業のどこかには行き着く。重要なのは、そうしたニーズをくみ取って有機的につないでいくという発想と技術なのです」と語る。
テレビを中心とする3Dバリューチェーン、そしてユビキタスネットワーク社会の実現に向け、現在どのような開発が行われているのだろう。研究開発における大きなテーマは3つある。1つが「ユニバーサルデザイン」の実現。子どもから高齢者まで、まさにいろいろな年代の利用者を対象とする「くらし」のアイテムでは、誰にとっても使いやすいことが必須条件だ。また、「誰でも」という思想こそがユビキタスを構成する要素といえる。
次に「High Definition」。プラズマ/液晶テレビ「VIERA」シリーズや、デジタルカメラ「LUMIX」シリーズでは、すでに画面縦横比16:9の高画質を実現している。コンテンツの臨場感や迫力を再現することで、エンターテインメントの世界を広げていく。
最後に「コンテンツデリバリー」だ。今後、IPネットワークの上をコンテンツが流れ、好きな時に好きなコンテンツを楽しめる「ビデオ・オン・デマンド(VoD)」の世界がやってくる。実際、家電メーカーなど5社と共同でテレビセントリックという考え方を打ち出しており、安心・高速でパフォーマンスの十分なIPネットワークの開発に注力している。
松下電器産業 コーポレートR&D戦略室の今井裕之氏は言う。「家庭の中で安定したネットワークを実現し、つつがなくエンターテインメントやコミュニケーションを楽しむことができる。それには、大容量コンテンツの配信や処理を同時に行う強固なエンジンが必要ですし、セキュリティ上の問題も解決しなければなりません。実際、課題はたくさんあるのですが、根底に『こうだったら、もっといい』という発想があるから頑張ることができる。それがR&Dの醍醐味(だいごみ)だと思います」
【テーマ】
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【日時】
2006年10月28日(土)13:00〜17:00 ※参加費無料
【場所】
東京パナソニックビル1号館(東京都港区芝公園1-1-2)
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提供:松下電器産業株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年10月24日