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松下、SDCH対応の3CCD搭載SDカードムービー「SDR-S200」

» 2006年06月08日 13時00分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は6月8日、SDメモリーカードの上位規格「SDHC」に対応したビデオカメラ“SDカードムービー”「SDR-S200」を7月8日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、市場予想価格は10万円前後。

photo SDR-S200

 新製品はSDメモリーカードの上位規格「SDHC」に対応したビデオカメラ。映像の記録方式はDVDビデオカメラなどと同じくMPEG-2だが、同時に発表された4GバイトのSDHCメモリカード「RP-SDR04GJ1K」に対応したことで、最大、LPモードで約3時間20分、SPモードで約1時間40分、XPモードで約50分の録画が可能となった。既存のSDメモリーカードも利用可能で、パッケージに付属する2GバイトのSDメモリーカード利用時にはLPモードで約1時間40分、SPモードで約50分、XPモードで約25分の録画が行える。

 対応メモリーカード以外のスペックについては既存のSDカードムービー「SDR-S100」「SDR-S300」(関連記事)とほぼ同一で、1/6インチ80万画素CCDを3枚使用した3CCDシステムを搭載する。レンズはライカディコマーレンズで、35ミリ判換算で45.6〜456ミリ(動画4:3時)の光学10倍ズーム(F1.8)を搭載する。静止画では最大2048×1512ピクセルの撮影が可能だ(ズームは35ミリ判換算 43.4〜434ミリ 静止画4:3時)。光学式手ブレ補正ジャイロを搭載することで、手ブレも抑制する。

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 ズームを光学10倍に固定しながらも、被写体から約50センチの距離で撮影することで背景をボケさせることが可能な「テレマクロ」や、肌色部分にソフトフォーカスをかけることで肌を滑らかに撮影する「美肌モード」といった機能も備える。

 液晶モニターは2.8インチワイド(約21万画素)で、押すと輝度が2倍に向上する「パワーLCDボタン」を備え、晴れた野外でも容易に画像が確認できる。また、電源と液晶モニターの開閉に連動してレンズカバーが自動開閉する「オートレンズカバー」機構も搭載する。

 USB2.0のハイスピードモードビデオクラスをサポートし、最大で約22倍速で動画取り込みが可能。付属の動画編集ソフト「MotionSD STUDIO 1.1J」では、映像の取り込みから編集・DVD作成までの作業が行える。ソフトの対応OSはWindows 2000(SP4以降)とWindows XP(SP2以降)。

 本体背面の操作インタフェースには、左右どちらの手でも操作できるユニバーサルデザインを採用、本体サイズは49.9(幅)×99.7(高さ)×81.3(奥行き)ミリ、約247グラム(本体のみ)。付属バッテリー「VW-VBE10」利用時には最大で約1時間20分の連続撮影が行える。

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