ITmedia NEWS >

不況で自宅にいる時間が増える、46.3%――アイシェア調査

» 2009年03月13日 12時07分 公開
[ITmedia]

 2008年9月のリーマンショックから半年。不況関連のニュースが相次ぐ中、日本でも“すごもり”や“ステイケーション”と呼ばれる傾向が高まってきたようだ。ネットマーケティングを展開するアイシェアが行った調査によると、不況により出費を控えるようになったのは女性と50代に多く、とくに外食費や交際費を抑える割合が高かった。一方で45%の人が不況により自宅で過ごす時間が長くなると予想。増えた時間でネットやBD/DVD鑑賞を楽しむとした人も約46%いた。

 3月5日から10にかけ、30代から50代の男女495名に調査を実施。この半年で自身や家族に収入の減少や会社倒産などの影響があったかを聞いたところ、全体の36%に影響があったと分かった。主な内容は、「給料減額(44.9%)」「勤務時間の減少(38.2%)」「ボーナス減額・カット(35.4%)」と収入減少に関する項目だったが、「経営規模の縮小(24.7%)」「リストラ(19.1%)」「会社の倒産・閉鎖(7.9%)」といった、より深刻な回答もあったという。

 不況の影響は日常生活にも影を落とし、61.2%が出費を控えるようになったと回答。「とくに女性(64.4%)や50代(70%)は数値の高さから、より経済的な不安が大きいことが予想できる」(同社)。出費を控えている人の項目は、「外食を控えるようになった」が61.1%でトップ。以下、「交際費を抑えるようになった(44.9%)」、「質より価格の安いものを選ぶようになった(43.6%)」、「外出を控えるようになった(41.6%)」などが続く。

 不況によって自宅で過ごす時間が「長くなると思う」としたのは46.3%。自宅にいる時間が長くなりそうと回答した人に、この機会に自宅で楽しみたいもの、楽しんでいるもの(複数回答)をたずねると、「ネット閲覧(70.7%)」「テレビの閲覧(48.9%)」「読書(48.0%)」が上位に並んだ。「DVD、Blu-ray Discなどで映画鑑賞」を選択した人は45.9%。「忙しいときには時間がとれずに見逃した映画があったり、見たことはあるが、再度ゆっくりと見直したい映画があるのかもしれない」(同社)。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.