3Dは“観る”から“自分で撮る”時代へ、パナソニック:CEATEC JAPAN 2010
IT・エレクトロニクス関連の総合展示会「CEATEC JAPAN 2010」のパナソニック・ブースでは、3D対応ムービーや3D写真の撮影を実体験できるコーナーが人気だ。
今年のCEATECには「エナジーソリューション」と「ネットワークAV」の2つのブースを出展したパナソニック。後者では、フルHD3D対応プラズマテレビを中心としたシアターゾーンと、3D対応ムービーや3Dカメラを実体験できる「Leading 3D World」コーナーから構成されている。初日午前中から大変な人気で、ブース内に入るために順番待ちとなるほど。シアター・ゾーンで3Dデモを視聴した後、展示ブースへと向かった。
8月下旬から発売されている3D対応ビデオカメラ(→「パナソニック、世界初の家庭用3D対応ビデオカメラを発売」)のコーナーでは、ビデオカメラに向かってアクションを取るモデルさんを3Dコンバージョンレンズを装着したデジタルビデオカメラ(「TM750」/「TM650」)で撮影し、リアルタイムで3Dテレビに放映されるデモが行われていた。
近日発売される3D撮影用交換レンズ「LUMIX G 12.5mm/F12」も注目の製品だ。LUMIX「DMC-GH2」に装着された3Dレンズは、約20ミリとかなりの薄型。こちらは人形を被写体にした撮影体験を行える。中央に2つ並んだ2眼レンズで同時に撮影を行い、3D画像を生成する方式だ。左右の画像を同時に撮影するため、動く被写体でも撮影が可能だという。
パナソニックでは「3D Link」という標語を用いて、3Dコンテンツを自ら撮影するビデオカメラおよび3Dカメラ、観て楽しむための3Dテレビ、3Dで記録するBDレコーダーの4製品群を持つ総合力をアピールしていた。3Dが一般家庭に普及するきっかけは、自作3Dコンテンツからになるのかもしれない。
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