イマドキの見た目に“RD”のエッセンス、東芝「DBR-T360」(前編)(3/3 ページ)
東芝「DBR-T360」は、ユーザーインタフェースを一新したBlu-ray Discレコーダー新製品。RD/BDZシリーズを愛用している筆者が新しいUIの使い勝手を徹底的にチェックした。
電子番組表からの録画予約は、「録画」ボタンによる一発予約が可能。録画予約機能は、繰り返し予約を含めておおむね平均的な水準にある。予約一覧は一覧性を重視したタイプではないが、大画面テレビで見ても違和感のない、すっきりとしたデザインだ。
録画番組一覧は、右側に一覧、左側にフォーカスしている録画番組のプレビューと詳細情報を表示するデザイン。RD/RD-BZシリーズの特長であったフォルダ機能は省略されている。ここからサブメニューを呼び出し、編集機能を含めたさまざまな機能を利用できる。RD/RD-BZシリーズでいう「編集ナビ」を統合した形だが、こちらが現在の主流だ。もともとRD/RD-BZシリーズの「見るナビ」と「編集ナビ」は機能が重複している部分もあったので、とくに不便を感じることはない。
また録画番組の一覧では、番組表の情報を元にしたジャンル別の絞り込みと並べ替えが可能になっており、ある程度はフォルダ代わりに使える。ただ、一覧表示にワンタッチで戻れないのは少々面倒に感じた。一度録画番組一覧を終了して再度呼び出す方が早いのだが、これなら一覧表示をリセットする機能をサブメニューに用意してほしい思う。
ここまではBDレコーダーとしての基本機能に触れてきた。UIそのものは先代となるDBZ-Z260/260、RD/RD-BZシリーズとは大きく異なっており、良い意味でイマドキのデザインに変化している。もちろん歴代のRD/RD-BZシリーズを使い慣れたユーザーには賛否両論あると思うが、高精細な番組表などは多くのユーザーが求めていたものだろう。
次回は、おまかせ自動録画やユニティエディットなど、RD/BD-BZシリーズから継承された機能について触れていきたい。
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