スマホやタブレットのおともに、ソニーから“ポータブルワイヤレスサーバー”「WG-C10」:予備電源にもなる
ソニーは、スマートフォンやタブレットからWi-Fi接続でメモリーカード内のファイルを再生できる“ポータブルワイヤレスサーバー”「WG-C10」を4月30日に発売する。大容量バッテリーを備え、スマホなどに給電することも可能だ。
ソニーは1月31日、スマートフォンやタブレットからWi-Fi接続でメモリーカード内のファイルを再生できる“ポータブルワイヤレスサーバー”「WG-C10」を発表した。4月30日にオープン価格で発売する。店頭では9000円前後になる見込みだ。
SDメモリーカードとメモリースティックを挿して使用するWi-Fi対応のリーダー/ライター。スマートフォンやタブレットに専用アプリ「PWS Manager」(ピー・ダブリュー・エス マネージャー)をインストールすれば、ワイヤレスでファイルの再生やコピー、削除などが行える。メモリーカードに保存した動画や音楽ファイルはスマートフォンなどからストリーム再生できるため、モバイル機器のストレージを間接的に拡張する。
また、デジタルカメラとの組み合わせでは、「撮影したメモリーカードをカードスロットに挿せば、その写真をワイヤレスでスマートフォンにコピー可能。撮ったその場で、すぐにFacebookやTwitter、写真共有サイトなどにアップロードできる」(同社)。
同様の製品は市場に多く存在するが、WG-C10はAndroid/iOSはもちろん、Windows/MacもWi-Fiの接続相手にできるプラットフォームの広さが特長となる。またUSBホスト機能をサポートしたUSB2.0ポートを備え、USBメモリーやデジタルカメラに対してもファイルの読み書きが可能になっている。逆にスマートフォンやメモリーカードのファイルをUSBメモリーなどに書き出し、データの受け渡しをすることもできる。
さらにユニークなのは、2210mAhのリチウムイオン充電池を内蔵し、付属のUSBケーブルを使ってスマートフォンやデジタルカメラなどへの給電が行えること。USB出力はDC 5ボルト、500mA。「一緒に持ち歩けば予備電源にもなる」(ソニー)。
無線LANは2.4GHz帯のIEEE 802.11b/g/nをサポートし、最大8台のモバイル機器と接続できる。スマートフォンとタブレットでそれぞれ違う動画を同時に再生したり、会議などでそれぞれの端末から同じ資料を閲覧することも可能だ。バッテリーによる駆動時間は、Wi-Fi接続時で最大10時間(連続再生)。
本体サイズは、約50(幅)×105(高さ)x18.5(奥行き)ミリ。重量は約135グラム。25センチUSBケーブル、本体のストラップとして使えるUSBケーブルホルダーなどが付属する。
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