パイオニア、BDプレーヤー搭載の5.1chサラウンドシステム「MCS-434」:ネットワーク機能も充実
パイオニアは、Blu-ray Discプレーヤー搭載の5.1chサラウンドシステム「MCS-434」を6月下旬に発売する。4系統のHDMI端子、2系統のUSB端子、ネットワーク対応とさまざまなメディアを活用できる。
パイオニアは5月27日、Blu-ray Discプレーヤー搭載の5.1chサラウンドシステム「MCS-434」を発表した。6月下旬にオープンプライスで発売する。店頭では4万円前後になる見込みだ。
BDプレーヤーとAVアンプを一体化したレシーバーを中心に、コンパクトな5chスピーカー(フロントL/R、センター、サラウンド)と、スリムなサブウーファーをセットにしたモデル。レシーバーに4つのHDMI入力や2つのUSB端子(フロントとリアに各1つ)などを備え、多彩なデバイスの接続に対応した。
USB端子には、USBメモリーや外付けHDDのほか、iPhone/iPadなどを接続可能。対応ファイルフォーマットは、MP3、AAC、DivX、WMV、FLVなど。またUSBメモリーに対し、内蔵FMチューナーからの録音や音楽CDの取り込むことも可能になっている。
BDプレーヤー部は、Blu-ray 3DやSACDを含む各種のディスク再生をサポート。DTS-HD マスターオーディオやドルビーTrueHD、ドルビーデジタルプラスなど最新のサラウンドフォーマットをカバーしたほか、5.1chのスピーカーで仮想的に11.1chの音場を再現する独自技術「バーチャル3Dサラウンド」を搭載。サラウンドバックやフロントハイト、デプス(スクリーンの後ろ側に設置するスピーカー)を再現することで、“奥行きのある音場”を楽しめるという。さらにリア側にスピーカーを設置できない部屋でも、フロント側だけでサラウンドを楽しめる「フロントサラウンドモード」も備えた。
ネットワーク機能も充実。無線LANを内蔵し、DLNAによるネットワークオーディオ再生やスマートフォン内の楽曲再生が行えるほか、「YouTube」や「vTuner」「Picasa」などのネットサービスにも直接アクセスできる。また、「Wi-Fi Direct」に対応しているため、自宅に無線アクセスポイントがない場合でもスマートフォンなどと直接ワイヤレス接続が可能だ。
外形寸法は、レシーバー本体が430(幅)×63(高さ)×349(奥行き)ミリ。重量は3.1キロ。フロント用とサラウンド用のスピーカーは共通で、95(幅)×80(高さ)×90(奥行き)ミリ。センタースピーカーも230(幅)×80(高さ)×90(奥行き)ミリと高さを抑えた。
サブウーファーは縦置き/横置きの両方に対応し、置き場所を選ばない。縦置きの場合、130.5(幅)×420(高さ)×375(奥行き)ミリとなる。
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