野村ケンジの「ぶらんにゅ~AV Review」
カスタマイズが楽しめる“真空管ポタアン”、イーケイジャパン「TU-HP01」(1/2 ページ)
ロボット工作などの組み立てキットや、オーディオ系真空管アンプのキット販売などで知られるイーケイジャパンから、電池駆動式の真空管ポータブルヘッドフォンアンプ「TU-HP01」が発売された。こちらも、5月の「春のヘッドフォン祭2013」で披露された製品だが、イーケイジャパンなのでキット製品か!? と思いきや、実は組み立て済み完成品となっている。
とはいえ、そこはイーケイジャパンならではのこだわりだろう。文字の向きが上下逆となる予備のフロントパネルが添付されていたり、オペアンプが交換可能で、さらに本体に標準装着されているJRC製の「MUSES8820」に加えて、Burr Brown製「OPA2604」も付属するなど、ちょっとしたカスタム気分が味わえるようになっている。こういった配慮は、うれしいかぎりだ。
ちなみに真空管は、米Raytheon製の電池管(真空管ポタアンでよく使われるサブミニチュア管よりもさらに小さい)「6418」を2つ搭載している。真空管を基板から浮かせることで、真空管式のポータブルアンプで問題となりがちなマイクロフォニックノイズ(ショックを与えたときにキーンというノイズがのること)を低減しているという。
絶妙なサイズで使い勝手は上々
78(幅)×117(長さ)×16(厚さ)ミリというボディーサイズは、iPhoneやiPod touchに比べてやや太めとなるが、高さ(厚み)が16ミリに抑えられていることもあって、携帯性はかなり良い。実際、iPod touchとシリコンバンドで固定し、屋外で利用してみたが、じゃまに思うことはまずなかった。なかなか絶妙なボディーサイズだ。また、ボディーの一部、真空管が配置されている部分には放熱用の穴が開けられているが、電池管ということもあるのだろう、熱くなるようなことはなかった。
入力はアナログ1系統のみ。ヘッドフォン出力にはゲイン切替も用意されているが、なぜかインプット側にレイアウトされているのが興味深い。こちらは、回路構成の都合かもしれない。
バッテリーには単四形乾電池を4本使用する。ニッカド充電池にも対応しているので、そちらを活用すればランニングコストを抑えることもできる。連続使用時間も約10時間と十分な数値だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
野村ケンジのぶらんにゅ~AV Review
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
スマート給餌器で38時間の障害、ペットがご飯食べられず 飼い主の苦情殺到 「旅行中なのに」「猫が死んじゃう」
-
2
Slack、AIとチームで協働する「Slack Code」を発表 ClaudeやDevinを専用チャネルで操作
-
3
楽天、“攻撃型ドローン”関連報道に「事実と相違ない」 国内販売窓口として導入支援
-
4
楽天、“攻撃型ドローン”報道で問い合わせフォーム設置 ただし「返信はしない」
-
5
コードが書けない筆者が愛車用にアプリを2本自作 「AI製アプリで起業」の夢膨らむも、見えた有料化の壁
-
6
大阪万博の関係者情報が漏えいか 再委託先のMicrosoft 365アカウントに不正アクセス
-
7
不正アクセスで一部停止中のNTT西子会社レンタルサーバ、復旧見通しを公表 調査完了は8月末見込み
-
8
終了発表の縦読み漫画「comico」――元重課金ユーザーが振り返る「いつしか開かなくなった」理由
-
9
Googleのオープンモデル「Gemma」、累計10億ダウンロード超 GitHubに公式ディレクトリ公開
-
10
さくら、別のシステムでも不正アクセスか 会員情報136万アカウントが漏えいの可能性 調査で判明
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR