パナソニック、CATVチューナーを内蔵した新コンセプトのケーブルモデム「TZ-CMP01M」
DOCSIS3.0準拠のケーブルモデムに無線LANルータ機能とケーブルテレビチューナーを搭載し、DLNA/DTCP-IPによって番組を視聴できる“ハイブリッド型ケーブルモデム”が登場。
パナソニックは7月22日、CATVチューナーを内蔵し、DLNA/DTCP-IPによる「放送転送」機能を備えたケーブルモデム「TZ-CMP01M」を発表した。CATVネット接続サービスの新規ユーザー獲得や、既に加入している人の多チャンネル放送視聴機会創出を狙った新機軸のケーブルモデム。CATV事業者に向け、9月から提供を開始する。
DOCSIS3.0準拠のケーブルモデムをベースに、IEEE 802.11a/b/g/n対応の無線LANルータ機能やCATV用の地上デジタル/BS/CATVチューナーを搭載。DLNA/DTCP-IPに対応したスマートフォンやタブレット、テレビなどを利用して、ワイヤレスでCATV番組を視聴できる“ハイブリッド型ケーブルモデム”とした。本体にHDMIなどの映像出力は持たず、ネットワーク経由の視聴のみに対応する。なお、チューナーはシングル構成のため、同時に接続できるクライアントは1台となる。
同社では、iOS向けのクライアントアプリ「DiXiM CATV Player」の接続対象機種にも「TZ-CMP01M」を追加しており、iPhone/iPad/iPod touchでケーブルテレビを視聴できるという。同プレーヤー上では、番組を視聴しながら画面分割によりWebブラウザを立ち上げることも可能。見ている番組の気になったワードなどをその場で検索できるという。
本体サイズは70(幅)×196.5(高さ)×185(奥行き)ミリ。重量は約0.7キロ。なお、パナソニックによると将来的にソフトウェアバージョンアップで、USB外付けHDD(別売)を使った録画機能や外出先からのリモート予約にも対応するという。
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