野村ケンジのぶらんにゅ~AV Review
オーディオ用途にも適したパワードスピーカー、AKAI professionalの「RPM500」「RPM800」(1/2 ページ)
AKAI professionalといえば、アナログシンセサイザーやサンプラーなど、数々の名機を生み出したメーカーとして有名だが、ニュマークジャパンの1ブランドとなった現在でも、MPCやキーボードなと電子楽器系の製品を数多くラインアップ。プロ、アマチュアを問わず、高い人気を誇っている。そんなAKAI professionalから、パワードスピーカーのニューモデルが登場した。それが「RPM500」「RPM800」である。
「現代音楽を正確に再生するため設計された新スタジオモニター」という、この「RPM500」「RPM800」だが、確かに、基本的なシステムはスタジオモニター然とした内容となっている。まず、入力はXLR、1/4インチTRS、RCAの3つ。このほか、低域のカットオフや中域のブースト、高域の音量コントロールなど、設置のシチュエーションに合わせてサウンドバランスのカスタマイズできたり、左右独立となるボリュームがリアパネルに配置されているなど、まさにプロユースを前提とした作りになっている。
その一方で、プロ向け、コンシューマー向けの区別なく追求された部分もある。それは、サウンドのクオリティーだ。サイドパネルを斜めにカット、ピアノフィニッシュ超の仕上げを施すなど、上品なイメージにまとめ上げられているエンクロージャーは、フロントに1インチ厚のMDFバッフルを採用。これにホーンガイド付きのシルクドームツィーターとケブラーコーン・ウーファーを組み合わせたうえ、それぞれのユニットをバイアンプ駆動することで、50Hzから3万Hzまで、ピュアで正確な周波数特性を実現している。
ちなみに、赤く彩られたウーファーは、「RPM500」で5.25インチ、「RPM800」で8インチという、比較的大柄なユニットが採用されている。そのため、ボディーサイズも「RPM500」で約190(幅)×330(高さ)×230(奥行き)ミリ、「RPM800」では約280(幅)x432(高さ)x330(奥行き)ミリと、堂々としたサイズ感になっている。とかく日本では、省スペースの小型モニタースピーカーが注目されているため、かなり大柄に思えるかもしれないが、ワールドワイドなスタジオモニターと見れば、オーソドックスなサイズといえるだろう。加えて、上品なイメージのブラック塗装で仕上げられていることも功を奏しているのだろう、実際に設置してみると、それほど大柄に見えないスマートさも持ち合わせている。
さて、実際のサウンドを確認すべく、まずは「RPM500」から試聴した。
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