空飛ぶアクションカム、パロット「Bebop Drone」登場:フライト動画はお任せ(2/2 ページ)
仏Parrot(パロット)から新しいドローン「Bebop Drone」が登場。フロント部に魚眼レンズと1400万画素のカメラを備え、飛行しながら安定したフルHD動画を撮影できる「空を飛ぶアクションカム」だ。
mini Droneで注目を集めたアクロバティックな飛行も可能で、例えばアプリの画面をダブルクリックするとドローンは空中で宙返り。なお、フライト中のデータ(時間、飛行軌跡など)は、パロットが運営するクラウドサービス「パイロットアカデミー」の地図上に3D表示され、パイロットのコミュニティーで共有することができる。
もっと遠くへ飛べる「Bebop Drone Skycontroller」
Bebop Droneのパッケージは2種類あり、単体のほかに専用の「スカイコントローラー」が付属するバージョンが存在する。スカイコントローラーは、タブレット端末を設置できるドック、2本のミニジョイスティックを備えたハンドル、そしてMIMO対応の4本のアンテナをコンパクトにまとめたもの。スマートフォンからの操縦では約250メートルの範囲でしか飛行できないが、スカイコントローラーを使えば2.4GHz帯で最大2キロメートルまでの通信が可能になる(日本国内では5GHz帯を屋外では使用することはできない)。
また、スカイコントローラー自体もAndroid OSと「Free Flight 3.0」を搭載しており、タブレットを設置せず、目視だけで利用することが可能だ。一方、タブレットの代わりにソニーやカール・ツァイスのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を接続し、臨場感たっぷりの没入型飛行体験も楽しむこともできる。接続はHDMIおよび給電用のUSBのみのため、ほかのメーカーのHMDも利用できる可能性は高い。
「Bebop Drone」は、ブルー、レッド、イエローの3色をラインアップ。ドローン本体に2本のバッテリー、充電器、予備プロペラなどをセットにしたパッケージは7万900円、さらにドローンと同色のスカイコントローラー、バッテリー3本などが付属する「Parrot Bebop Drone Skycontroller」は13万900円。3月13日から国内の家電量販店やオンラインストア、模型専門店などで予約受付を開始している。
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