検索
レビュー

最新タブレット「Xperia Z4 Tablet」にチョイ足し! BDレコやスピーカーとつないで楽しむエンタメ・レシピ(5/5 ページ)

ソニーモバイルのAndroidタブレット「Xperia Z4 Tablet」が、いよいよ発売された。今回は本機の紹介に加え、ほかのオーディオビジュアル機器と組み合わせて映像や音楽によるエンターテインメント性をチェックしていく。

Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

 LDACのモード変更による音質の違いは、ヘッドフォンよりもスピーカーで再生した方がより明らかに分かる。接続優先モードから、音質優先モードに切り替えると情報量が格段に増してくる。Xperia Z4 Tabletは「mora」アプリを活用すれば、moraの音楽配信サイトからハイレゾ音源を本体に直接ダウンロードができるので、PCレスで高音質な音楽が楽しめる環境が手軽にそろえられる。同じソニーから「SRS-X55」「SRS-X33」といった、本機よりも手頃な価格で発売されているワイヤレススピーカーにもLDAC対応モデルがあることにも触れておきたい。


本体背面にはLAN端子も搭載。Wi-Fiとインターネット接続方法が選べる

 ソニーのワイヤレスヘッドフォン「MDR-1ABT」とXperia Z4 Tabletの組み合わせも試聴してみた。本機は今のところLDACに対応する唯一のヘッドフォンだ。マイケル・ジャクソンの『Thriller』では、エレキギターのカッティングの粒立ちが鮮明で、ボーカルの質感が極めて滑らか。透明な低域のスピード感も心地良い。接続優先モードから音質優先モードに切り替えると、ボーカルの音像がしゃきっとして余計な付帯音がなくなる。小沼ようすけの「GNJ」から『Jungle』では、エレキギターのクリアな音色や空気感を押し出してくるベースの迫力が存分に伝わってきた。ジェーン・モンハイトのアルバム「The Heart Of The Matter」から『Depende De Nos』では、声の自然な温もりと、ピアノやベース、パーカッションなど生楽器の音色がリアルに再現される。声の質感が非常にきめ細かく、余韻が心地良く耳に残る。

 LDACはプリインストールされている「ミュージック」アプリだけでなく、他の音楽プレーヤーやYouTubeなどのアプリ、またはTV SideViewでテレビ番組を視聴する際のサウンドにも効果がある。音源はもちろんハイレゾじゃなくても違いは表れる。例えば「LINE MUSIC」や「AWA」など、話題の音楽配信サービスも本機とLDAC対応機器の組み合わせであれば、より高品位に楽しめそうだ。


LDAC対応機器と接続中であることがノーティフィケーションで確認できる

 最近のスマートフォンやタブレットは、特にフラグシップモデルについては単純にスペックだけを比べても差が分かりづらくなってきたともいわれている。一方で、映像やサウンドといったエンターテインメント系機能を体験軸で比べてみると、画質・音質のチューニングのでき映えには確かな差を発見できるし、今回取り上げたXperia Z4 Tabletのようにハイレベルなモデルがあることも分かってくる。その違いは、テレビ番組や普段よく聴く音楽で比べてみることで実感として伝わるはずだ。また今回テストしたBDレコーダーやワイヤレススピーカー、ヘッドホンのように、外部機器と組み合わせることでタブレットの魅力をさらに引き出せる。タブレットにはエンターテインメントを中心に、まだ面白い使い方や未開の魅力が残されているといえそうだ。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る