10万円で“非日常”へ――エプソンが3D対応プロジェクター「EH-TW5350S」を発売(2/2 ページ)
エプソンが“dreamio”(ドリーミオ)の新製品として手軽なフルHDプロジェクターを投入する。スマートフォンやタブレットとの連携も強化。「若い人にも大画面を手軽に体験してほしい」という。
設置性と接続性の高さも大きな特徴だ。6畳間でも100インチの投写が可能で、レンズシフトは非搭載ながらヨコキーストン機能(台形補正)を従来機種から継承。スクリーンに対して斜めからでも正しく映像を投写できる。本体重量は3.1キログラムとコンパクト。従来機では2ワット出力だった内蔵スピーカーも5ワット出力に強化しており、別途オーディオシステムを用意しなくても利用できるという。またBluetooth対応により、ワイヤレススピーカーやヘッドフォンとも接続可能だ。
無線LANも内蔵した。同社が提供する「Epson iProjection」アプリを使えば、スマートフォンからプロジェクターの操作が可能だ。さらにインテルのWiDiに対応し、PC/Android搭載の対応端末と無線接続してスクリーンミラーリングが行える。ただし、WiDi使用時は処理能力の問題から2D-3D変換などを併用することはできない。
このほか有線接続のMHLもサポートするなどスマートフォン/タブレットとの連携に力を入れた「EH-TW5350/S」。同社では、「今までのAVファンだけでなく、若い人にも大画面を手軽に体験してほしいモデル。ホームプロジェクターの裾野を広げていきたい」(小西氏)と話している。
なお、同社では体験イベントや実際に家庭で試用できるレンタルサービスなどに力を入れているが、今後も展示店舗の拡大など“体験機会の拡充”に力を入れる。10月30日からは東京・二子玉川に「iTSCOM STUDIO &HALL 二子玉川ライズ」で体験イベントを実施する予定だ。詳細は10月頃に同社サイトで告知するという。
関連記事
- エプソン初、レーザー光源採用の4K対応ホームプロジェクター「EH-LS10000」発表
エプソンは3月26日、同社初となる4K対応プロジェクター「EH-LS10000」を発表した。発売は4月9日。価格はオープンで、市場想定価格は80万円前後(税別)の見込み。 - エプソン、リビング向きプロジェクター2製品を発表
プロジェクターというと、本格的なホームシアタールームを作って、そこに設置するものというイメージを持っている人が少なくないと思う。エプソンはリビングでも楽しめるプロジェクターを発売する。 - お手軽コンパクトな3D対応プロジェクター、エプソン「EH-TW5200」
エプソンは「dreamio」(ドリーミオ)シリーズのエントリーモデル「EH-TW5200」および80型スクリーンをセットにした「EH-TW5200S」を8月下旬に発売する。 - エプソン、東京スカイツリータウンで「3Dホームプロジェクター体感イベント」を開催
エプソンは、大画面での3D映画やレーシングゲームなどを無料体験できる「3Dホームプロジェクター体感イベント」を開催する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.