まとめ
未来が現実に――IFAで見つけた“使える”スマート家電:IFA 2015(4/4 ページ)
肌にやさしいスマートシェーバー、会話がはずむ未来の食卓、有名人の化粧方法を教えてくれるパウダールーム、スマート炊飯器など。白物家電メーカーのブースでは、近未来の生活が垣間見える。
コトンが「Codo」(コドー)に――ハイアールブース
同じアジア勢で注目されるのがハイアールブースだ。昨年までは白物家電と黒物家電はまったく別の場所にブースを作っていたが、今年は白黒のブースを統合。日本でも紹介された液晶パネル搭載冷蔵庫「DIGI」がスマートハウス展示内に、世界最小の洗濯機「COTON」(コトン)は「Codo」(コドー)という名称で紹介されていた。
なかでも注目のスマート家電は、エアコンの「Jingbo」(ジンボ)シリーズ。こちらは世界初のアップルのスマートホーム規格「HomeKit」対応のエアコンだ。エアボックスと呼ばれるセンサー入りのボール端末が、室内の温度や湿度などを常に監視。エアコンを接続することで、アップルホームキットにより、エアコンを外出先からでもコントロールできるほか、自らも必要な際には自動的に稼働してくれる。
このほかにも、エレクトロラックスなど、いわゆる伝統的な印象の強かった欧州メーカーが“マイスマートホーム”と題して、スマートハウスをデモしたり、日本でもおなじみの空気清浄機メーカー「ブルーエア」が、新たなスマート対応空気清浄機「ブルーエア・センス+」を展示する。おそらく今後は、このIot化、スマート化の流れがますます加速するのはもちろん、これまでとは違う“真に使える人にやさしい”スマート家電が市場にどんどん登場するのは間違いない。
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