フィリップスが“新調理家電”の第3弾「マルチチョッパー」を発表――ウワサの「チョップドサラダ」も作れる
フィリップス エレクトロニクス ジャパンから「ノンフライヤー」「ヌードルメーカー」に続く新調理家電が登場。独自の「チョップドロップモード」を搭載したフードプロセッサー、「マルチチョッパー」だ。これから流行すると評判の「チョップドサラダ」が手軽に作れる。
フィリップス エレクトロニクス ジャパンは1月21日、「ノンフライヤー」「ヌードルメーカー」に続く“新調理家電”の第3弾となる「マルチチョッパー」を発表した。手間をかけずに食材をカットできるフードプロセッサーの1種だが、独自の「チョップドロップモード」を使うと、話題の“チョップドサラダ”などが簡単に作れるという。
チョップドサラダは、野菜やナッツ類などの食材を小さくカットしたサラダのこと。すべての具材が同程度のサイズになっており、ドレッシングとよく馴染むうえ、フォークやスプーンで手軽に食べられる。「チキンやパスタを加えることでサラダを主食にすることもできます。ニューヨークなど米国の大都市で流行していて、日本でも一昨年あたりから専門店ができて人気を集めています」(フィリップス)
「マルチチョッパー」の「チョップドロップモード」なら、適度な大きさにカットした野菜(タマネギなら4分の1程度のサイズ)を紫色の専用バスケットにを詰め込み、フタをしてワンプッシュするだけ。専用ブレードが1分間に約1500回転の低速回転で食材を切り刻み、均一なサイズになってバスケットからポロポロと落ちてくる。
「チョップドロップモード」は、食材を必要以上に傷つけず、水分が流れ出しにくい点も特徴だ。例えばタマネギは、「フードプロセッサーモード」でみじん切りにした場合と比べて約30%も水分を保つという。同社ではこれを「ドライピースカット」と呼ぶ。「食材をみずみずしく、食感も残してカットできます。チョップドサラダはドレッシングと馴染みやすく、1人前なら大さじ1杯程度で十分。コンビニサラダなどの半分程度で済み、減塩メニューとしてもオススメです」(同社)
ドライピースカットに適した食材は、野菜、果物、ナッツ類。野菜なら、たまねぎやキャベツ、きゅうり、なす、大根など。一方、氷やコーヒー豆といった固すぎる食材、生肉や生魚、水分が多すぎるトマトやレタスはカットできないという。目安は、「包丁で切れるレベルの固さなら大丈夫」。
高速回転の「フードプロセッサーモード」
「マルチチョッパー」はブレードを交換して通常のフードプロセッサーとしても利用できるが、こちらにも大きな特徴がある。通常のフードプロセッサーは、早くても1分間に2000回転前後となっているのに対し、マルチチョッパーは1分間に約5000回転と高速。短時間でしっかりとミンチすることができるという。
例えば、鍋料理のつみれ団子やパイ生地の作成、スムージーや離乳食など幅広い調理に適しており、年間を通じてさまざまな料理を楽しめる。「お好み焼きなどの場合、先にフードプロセッサーモードで生地を作り、チョップドロップモードでキャベツを刻めば1つのカップですべてまかなえます」
メンテナンスも容易だ。カップやブレード、バスケットなどは食洗機対応。モーターを搭載した本体部分は「さっと拭くだけでいい」。本体サイズは、135(幅)×135(奥行き)×265(高さ)mm、重量は約1.2kg。21種類のメニューを掲載したレシピブックが付属する。
フィリップスでは、「マルチチョッパー」を2月上旬から日本輸入代理店の小泉成器株式会社を通じて発売する。価格はオーププライスだが、店頭では1万880円前後になる見込みだ。
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