ホワイトモデルもあります――東芝が4Kテレビの“ミドルスタンダード”「M500Xシリーズ」を発売
東芝は、液晶テレビ“REGZA”(レグザ)の新製品として、「G20Xシリーズ」の後継となる「M500Xシリーズ」を発表した。4Kテレビとしては初めてのホワイトモデルを加え、少し上のスタンダードモデルを目指した。
東芝は4月19日、液晶テレビ“REGZA”(レグザ)の新製品として、「M500Xシリーズ」3機種を発表した。「G20Xシリーズ」の後継となるアンダースピーカータイプの4K対応テレビだ。6月下旬に発売する予定で、価格はオープン。店頭では58V型の「58M500X」が25万円前後、50V型の「50M500X」は20万円前後、40V型の「40M500X」は17万円前後(いずれも税別)になる見込みだ。
VA方式4K液晶パネルにエッジ式のLEDバックライトを組み合わせた4Kスタンダードモデル。前向きのアンダースピーカーは、先に登場した「V30シリーズ」と同じユニットを用い、音の明瞭(めいりょう)度を上げるチューニングを施している。ミニマルなデザインもV30シリーズの流れを汲んだ、いわば“V30の4K版”だ。また4Kテレビとしては初めてのホワイトモデルをラインアップするなど、単なるスタンダードモデルとは一線を画す仕様を目指した。「ラインアップ上はG20Xシリーズの後継となるが、単なる4Kエントリー機ではない。少し上の“ミドルスタンダード”と呼びたい」(同社)
映像エンジンは、Z20Xなどに使われている「4K REGZA ENGINE HDR PRO」のベースLSIのみを使用する「REGZA ENGINE HDR」で、広色域タイプのVAパネルに画面全体の輝度制御を行う「ダイナミックグローバルディミング」をサポート。広色域復元や9軸カラーイメージコントロール、アドバンスドHDR復元といった機能も持つ。もちろんUltra HD Blu-rayのHDR信号入力に対応した。
全録機能は搭載していないが、地デジ/BS/CS110度デジタルチューナーを3基搭載しており、別売のUSB外付けHDDをプラスすれば、視聴中でも裏番組の2番組同時録画が可能だ。また同じ時間帯に録画している2番組のチャプター分割にも対応。クラウドサービス「TimeOn」の「みるコレ」を使えば、番組名、ジャンルやタレント名などから好きな番組が容易に見つけられる。
動画配信サービスには新たに「dTV」が加わり、10サービスをレグザ単体で利用できる。「Netflix」や「ひかりTV 4K」なら4K HDRコンテンツの視聴も可能だ。
このほか、省エネ設計も特徴。年間消費電力量は107kWh/年で、省エネルギーラベリング制度で5つ星を達成している。
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