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普段ワイヤレススピーカー、時々リアスピーカー ソニーが提案する新しいサラウンドの形(2/2 ページ)

普段は、Wi-FiやBluetoothを使って音楽を再生できるワイヤレススピーカー。しかし映画などを見るときは、サウンドバーと連携してリアスピーカーとして働き、迫力のサラウンドを楽しませてくれる。そんな一石二鳥のコンパクトスピーカーが登場した。

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サウンドバーのリアスピーカーに大変身

 「SongPal Link」というと、マルチルーム再生機能を思い浮かべる人が多いと思うが、6月に予定されているファームウェアアップデートにより、「ワイヤレスマルチルーム」のほかに「ワイヤレスサラウンド」「ワイヤレスステレオ」という2つの機能が加わる。この「ワイヤレスサラウンド」を使うと、対応機器同士が無線LANで連携し、1つのサラウンドシステムとして機能するようになる。

 手順は簡単だ。SRS-ZR7を2台用意し、リアスピーカーの位置にセットする。HT-NT5の設定メニューから「ワイヤレスサラウンド」を起動して指示通りにSRS-ZR7の電源を入れ、背面の「SET UP」ボタンを長押しする。スピーカーから音声が聞こえたら接続完了。同じように2台を左右の「サラウンドスピーカー」として設定すれば、HT-NT5を親機とする「ワイヤレスサラウンドグループ」が作成される。


設定中

背面の「SET UP」ボタンを長押しする。なお、ボタンの上にネジ穴があることから想像できるように、ソニーではオプションとして壁掛けブラケットを提供する予定がある

リアスピーカーが検出された

AVアンプのような自動音場補正機能は持たないが、マニュアルでスピーカーまでの距離とレベルを設定可能

 このとき、2台のSRS-ZR7とHT-NT5は、それぞれWi-Fi Directで接続されている。音声コーデックなどは今のところ非公開だが、HT-NT5の内蔵スピーカーを合わせて4.1chのサラウンドシステムとして動作するという。なお、センタースピーカーの成分も「フロントL/Rから出力するチューニングになっている」(ソニー)

 「ワイヤレスサラウンド」に対応した製品は、今のところ親機が「HT-NT5」とAVアンプの「STR-DN1070」、子機として今回の「SRS-ZR7」と「SRS-HG1」(h.ear go)の2機種が用意されている。なお、2台のリアスピーカーは同一機種でなければならず、hear.goとSRS-ZR7の組み合わせでは動作しない(設定時に検出されない)。


実際に2つのリアスピーカーを設けると、HT-NT5単体のフロントサラウンドとは一線を画すサラウンド効果が得られた

 実際に2つのリアスピーカーを設けると、HT-NT5単体のフロントサラウンドとは一線を画すサラウンド効果が得られる。リアスピーカーがワイヤレスという手軽さも合わせ、ユーザーには魅力的なシステムアップデートになるだろう。

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