検索
インタビュー

家電は“電気の通った家具”――10年先も愛される製品を目指す「GLAPS」(3/3 ページ)

エアクリーナーの分野に新規参入を果たしたREVSONIC(レブソニック)の新しい家電ブランド“GLAPS”(グラップス)。クリエイティブディレクターを務める坂口信貴氏に詳しい話を聞いた。

Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

「パナソニックは目指さなくていい、デロンギを目指せ」

 今後の製品計画について訊ねると、「年内に新しい空気清浄機の発売を考えています。将来的には加湿器、除湿機と広げていきますが、キッチン家電などの展開も検討しています」と坂口氏。さらに“IoTエンジニアリングカンパニー”を標榜するレブソニックの技術を生かして IoT機器の展開も検討していく。


「10年先も使いたい」と思える製品を作ると坂口氏

 ただし、大手家電メーカーのように幅広い家電製品を手がけていく考えはないという。いくつかの製品ジャンルにこだわり、深掘りしていく方針だ。「人がモノにひかれるときは、“Like”の場合と“Love”の場合があります。でも、従来の家電はLikeのものしかありません。私は、皆に愛されなくてもいいから少数の“Love”を作りたいと考えています」

 この考え方はレブソニックの砂子坂宗則社長と一致しており、社長からは、「パナソニックは目指さなくていい。デロンギを目指せ」と言われたという。コーヒーメーカーやオイルヒーターなど、製品数は限られていても世界中にファンを抱えるDe'Longhi(デロンギ)。それがレブソニックが目指す、家電メーカーとしてのあり方のようだ。

 「われわれは10年先も使いたいと思える製品を作りたい。壊れても直して使い続けたいと思われる家電、リピーターの多い家電ブランド。それが“Love”だと思います」(坂口氏)

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る