アーカイブ派も注目の全録マシン! 「おまかせ保存」を搭載した新“レグザサーバー”
東芝映像ソリューションがBlu-ray Discレコーダー“レグザブルーレイ”および全録機能付きレコーダー“レグザサーバー”の新製品、計4機種を発表した。このうちレグザサーバーには新機能の「おまかせ保存」を採用。その機能とは?
東芝映像ソリューションは2月16日、Blu-ray Discレコーダー“レグザブルーレイ”および全録機能付きレコーダー“レグザサーバー”の新製品、計4機種を発表した。価格はすべてオープンプライスで、3月中旬から順次販売を開始する。
このうちレグザサーバーは、3TBのHDDを内蔵する「DBR-M3007」と1TBの「DBR-M1007」の2製品。生産が完了した最上位モデル「DBR-M590」に代わる、事実上の後継機となる。録画ユニットの数は7とDBR-M590(9)に比べると2つ減ったが、7つのうち地デジ専用は1つだけで、残りの6つは地デジ/BS/CS110度のいずれかに設定可能。また7つのうち3つまでを「通常録画」に指定することもできる。
ただし、シリーズ番組録画のために通常録画を併用している人は、使い方が変わるかもしれない。新製品には新機能として「おまかせ保存」が搭載されたからだ。
通常、タイムシフトマシン(全録機能)で録画した過去番組は、一定の期間が経過すると自動消去されていく。残しておきたい番組は自分で「通常録画・保存用」領域にダビングする必要があった(一部機種を除く)。
新製品では、残したい番組を「おまかせ保存」で選択すると、自動的に「おまかせダビング」を実行し、指定したストレージに保存してくれる。ストレージとしては指定できるのは、自動消去されない「通常録画・保存用」領域のほか、BD-Rメディア、スマートフォンへの持ち出し用など。つまり、アーカイブや“スマホで持ち出し”といった用途に合わせ、本編だけの録画ファイルを準備してくれるわけだ。
なお、「おまかせ保存」を実行した場合、元の録画ファイルはダビング回数が1回減り、保存された本編のみの録画ファイルはコピーネバー(移動のみ可能)となる。
さらに「DBR-T670」(2015年発売)で初めて搭載された「周期保存」とも連携。連続ドラマなど残しておきたいシリーズ番組をあらかじめ指定しておくと、タイムシフトマシンがまるごと録画した番組の中から、該当する番組を毎回、自動的に「おまかせ保存」してくれるという。アーカイブ派にもうれしい全録マシンになった。
このほか、2016年11月に発売した“レグザブルーレイ”「DBR-T2007」などと同じ“時短”の再生コースとして「らく見」「らく早見」「飛ばし見」を用意。さらに「新ネット de ナビ」も搭載しているため、スマートフォンを使って外出先から録画予約が行えるほか、PCのキーボードやスマートフォンの文字入力で番組名やチャプター名を編集できるなど操作性を向上。さらに過去番組のリスト表示や検索、番組表の拡大表示など機能も向上した。
3TBのHDDを内蔵するレグザサーバー「DBR-M3007」の実売想定価格は13万円前後、1TBの「DBR-M1007」は10万円前後(いずれも税別)。発売は3月中旬になる予定だ。
レグザブルーレイはHDD容量アップ
一方のレグザブルーレイ「DBR-T3007/W2007」は、既存モデルの機能をそのままに、HDD容量を拡大したマイナーチェンジ版。トリプルチューナーと3TBのHDDを搭載するDBR-T3007は9万円前後、ダブルチューナーで2TBのHDDを内蔵したDBR-W2007は7万円前後になる見込みだ(いずれも税別)。
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