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――V7シリーズに搭載された「DDM V7」は、2015年に発売した「V6」シリーズのモーターを改良したものと聞いています。具体的に何が変わったのでしょうか
チャーチル氏:プリント回路基板(PCB)などに改良を加えています。モーターの制御の仕方を変え、より少ないエネルギーで駆動させることを可能にしました。V8シリーズと比べると短いですが、V6シリーズ(20分)に比べると1.5倍。リチウムイオンバッテリーの採用と合わせて運転時間の延長を実現しています。
――今回、V6モーターを改良した技術でV8モーターを進化させることもできるのではないですか?
チャーチル氏:そうかもしれませんね。ダイソンでは1992年以来、2億ボンドをモーターに投資してきました。現在も240人のエンジニアが常にモーターの開発に携わり、3〜4世代分の技術開発に取り組んでいます。
ダイソンは2006年に最初のコードレスクリーナー「DC16」を発売しましたが、そのときは他社製のモーターを採用していて、バッテリー駆動時間も足りていませんでした。この問題をダイソンは、モーターを自社開発することで解決したのです。世界でもっとも効率の良いモーターを作りたい。バッテリーも開発したい。その2つを組み合わせ、(V8シリーズのような)大きなステップを踏み出すことができました。年々、ダイソンの技術革新に対する期待は高まっていますが、われわれはすべての分野に対して“革新的な製品”を送り出す意気込みで取り組んでいます。
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