あなたのボーナスは何に変わった?

» 2007年08月21日 16時06分 公開
[Business Media 誠]

 夏のボーナスが支給されてから約2カ月が経過した。支給される前は「買い物をしよう。貯蓄に回そう」と考えていても、支給後は計画と違っていたりすることも……。電通は2007年7月4日と5日の両日、インターネットでボーナスに対する意識調査を実施した。全国在住の20歳から59歳までの、夏季賞与を支給されている男女が対象。回答者は各年代ごとに100人ずつで、合計400人。

 ボーナスの支給前にしたこと、したいと考えたことは、預貯金やローン、カード会社の請求額など「家計チェック」が35.3%、「将来への備えについて検討」が34.8%、インターネットで商品やお店の「情報収集」が32.5%で上位を占めた。しかし、実際にボーナスが支給された後にしたこと、したいことの上位は「買い物」が43.5%、「将来への備え検討」が30.3%、「お出かけ」および「家計チェック」がともに25.8%。支給前と支給後のお金の使い道に違いがあることが分かった。

ボーナスの支給額、不満が半数

 夏のボーナスの使い道として「貯蓄する」が最も多く56.8%、次いで「自分用の洋服や靴・小物を買う」37.8%、「旅行する(国内・海外)」32.0%という結果が出た。50代を除く女性の各年代で「貯蓄をする」割合が高く、同社では「非婚志向や自立志向の表れかもしれない」としている。

 支給額に対する満足度は、「満足している」と「やや満足している」を合わせると27.0%、「やや不満を感じている」と「不満を感じている」は46.0%と、全体のほぼ半数が不満を抱いていることが分かった。最も満足度が高いのは男性40代、最も満足度が低いのは女性50代となっている。30代男性の特徴として「どちらともいえない」と回答したのが38.0%と、男女・年代別で最も多かった。

 実際に使うかどうかにかかわらず、ボーナスをどのように使いたいかを質問した結果、「貯蓄重視型」「堅実消費型」「非日常体験型」「使い切り欲求型」の4つに分類することができた。無駄遣いを抑える貯蓄重視型の意見として「全額貯蓄して、社内貯金の利子を楽しみにする」(男性20代)などが挙がっていた。その一方、使い切り型の意見として「ボーナス全額を使って、クルーズで旅行したい」(女性20代)、「宝くじに全額突っ込む」(女性40代)などの声があった。

ボーナスの支給額に「満足」「やや満足」の回答が最も多かったのは40代の男性

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