投資経験があるシニア層(50〜60代)の7割が1日に最低1回、インターネットで金融商品の情報をチェックしていることが分かった。1日に数回チェックをしていると回答した人は35.0%と最も多く、次いで1日に1回が34.7%、1週間に1回程度が11.7%という結果だった。
調査会社のWebマーケティングガイドは、「シニア層のインターネットでの金融商品購入に関する調査」を実施した。調査対象は、インターネットで金融商品を購入したことがある50代・60代の男女300人。
同社が以前に調査した結果によると、20代〜50代の投資経験者の61.0%が「1日に1回以上」金融商品の情報をチェックしていた(参照リンク)。今回の調査でシニア層の7割以上が金融商品をチェックしていることについて、「年代に関係なくインターネットで情報収集をする傾向がある」(同社)としている。
現在の資産状況については「1000万円以上3000万円未満」が22.7%で最も多く、1000万円以上と回答した人は44.1%に達し、富裕層が多いことがうかがえた。一方で、「100万円未満」と「100万円以上300万円未満」を合わせると25.3%。この結果について、「簡易で安価なインターネット金融取引も増えてきている」(同社)と指摘している。
インターネットで金融商品を購入する際、満足な点を自由回答で質問したところ、「料金が安い」「時間がかからない」「リアルタイムでできる」がそれぞれ30人を超えた。このほか「手軽で便利」「店舗へ行かなくて済む」「わずらわしくない」「簡単にできる」という回答が多かった。
インターネットでの金融取引は、「安い・早い」という印象が強いようだ。同社では「店舗へ行かずに済むインターネット金融取引は、今後高齢化社会になってシニア層が増えた場合、ニーズはさらに高まる」と分析している。
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