イオンと日本航空(JAL)は10月9日、業務提携を結んだと発表した。提携カード2種類の発行を中心に、広範囲な提携を検討していくという。概要は以下の通り。
JALマイレージバンク(JMB)は、JALグループの国内線・国際線や提携航空会社便に搭乗した場合や、グループのホテルなどの宿泊した場合などにマイルがたまり、特典航空券などに交換可能なJALのマイレージプログラム。「JMB WAON」はこのJMBの単機能カードに、電子マネーWAONの機能を追加したものになる。1万マイルたまると、1万円分のWAONにチャージが可能。JAL ICカードとしても利用できる。
逆に、電子マネーを利用してマイルをためることもでき、WAONを200円利用するごとに1マイルがたまる。
JMB WAONは、2008年3月をめどに発行予定。なお、2009年3月までは発行記念キャンペーンとして、無料で発行できる。
イオンJMBカードは、イオンクレジットサービスが発行しているクレジットカードに、JALマイレージバンク機能を付けたイメージのカードだ。クレジット利用1000円ごとに5マイルが加算される。上述の「JMB WAON」と同じく、WAONを200円利用するごとに1マイルがたまり、JALマイル1万マイルをWAONチャージ1万円分に交換できる。JAL ICカードとしても利用可能。
ベースとなっているクレジットカード部分は、「イオンカード(WAON一体型)」と同等だ。クレジットカードからWAONへのオートチャージが可能なほか、イオンのお客様感謝デー(毎月20日、30日)には5%割引で利用できる。
航空会社のマイレージプログラムと電子マネーを組み合わせた例としては、全日本空輸の「ANAマイレージ」と、ビットワレットの電子マネー「Edy」が先行している(2005年12月の記事参照)。ANAマイレージは10月2日にマイレージプログラムのリニューアルを発表したばかりだが、そこではEdy連携部分での変更は触れられていない(10月9日の記事参照)。
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