百貨店の苦境が鮮明に 58社中49社が減収、地方では「空白県」が拡大(1/2 ページ)

» 2026年08月18日 08時00分 公開

視聴無料・LIVE配信:
無料セミナー「ROI視点で考える本気のAI PC選定」開催!

photo

  • 開催日:8月28日(金)
  • 形式:オンラインセミナー
  • 参加費:無料

 百貨店業界が厳しい現実に直面している。東京商工リサーチによると、主要百貨店58社の2025年度決算は、売上高合計が2兆630億円(前期比580億円減)、純利益合計が1113億円(同365億円減)で「減収減益」となった。倒産や廃業などで対象社数は5年前の前回調査から8社減り、閉店の動きが続いている。

photo 百貨店業界が厳しい現実に直面している(画像はイメージ、提供:写真AC)

 2025年度は減収が49社(84.4%)と、増収の9社(15.5%)を大きく上回った。2024年度は減収32社(55.1%)、増収26社(44.8%)と拮抗していたが、減収のトレンドがはっきり表れた。

 2024年度は価格転嫁に伴う値上げ効果が増収を支えたが、人件費をはじめとするコストアップで採算は悪化し、2期連続の減益となった。利益が判明した57社のうち、40社(70.1%)が減益となった。

photo 58社の業績(上)対前年増減収別(下)(出所:プレスリリース、以下同)

 損益別では、赤字企業は22社(38.5%)にのぼり、前年度から5社増えた。大都市を中心にインバウンド需要で回復する動きもみられるが、ショッピングモールや専門店、ECサイトへの顧客流出が続き、客数減による販売不振は深刻さを増している。

photo 57社損益別(上)対前年増減収別(下)
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR