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» 2007年12月17日 22時20分 UPDATE

オフィスアワード2007:働いてみたいオフィスは“開放感”と“リラックス”が決め手

内定者や若手の社会人が働いてみたいオフィスは、どんな所だろうか? 「オフィスアワード2007」の投票結果によると、リラックスや癒しの空間が求められているようだ。

[土肥義則,Business Media 誠]

 毎日コミュニケーションズと翔栄クリエイトは12月17日、学生や若手社会人が働いてみたいオフィスを決める「オフィスアワード2007」の表彰式を開催した。同賞のコンセプトは「働く人が選ぶ、ずっと働きたいオフィス」で、14社が応募。投票の結果、ITコンサルティング会社の「フューチャーアーキテクト」が大賞に輝いた。翔栄クリエイトの宇佐神慎(うさみまこと)社長は「学生は意識していなくても、オフィス環境を重視している。結婚前に顔を見ないで、結婚する人はいない。オフィスは人の顔のようなもの」とコメントした。

 同賞の審査にはWebサイトからの投票によって参加でき、10月9日から11月30日までに、3039人の読者(社会人2391人)が投票した。投票者が「自分が働いてみたいと思うオフィス」という視点で、オフィスに関する6つの項目――エントランス、シンク(思考する)の場所、ディスカッション(ブレストする)の場所、プラン(計画する)の場所、アクション(行動する)の場所、社内の独自な取り組みを設けた。

 得票数2位となったのは不動産業の「コスモスイニシア」、3位は人材派遣業の「ガイアシステム」。項目別ではエントランスが「共感」、シンクがコスモスイニシア、ディスカッションがガイアシステム、プランが「ガリバーインターナショナル」、アクションが「ミディア」、独自がヒューチャーアーキテクトがそれぞれ選ばれた。

yd_office.jpg 「オフィスアワード2007」の表彰式

“開放感”と“リラックス”が大賞の決め手

 1位に選ばれたフューチャーアーキテクトのデザインテーマはアジアンリゾート。エキゾチックな緑や白い砂浜の癒し空間をモチーフに、オフィスを設計している。また、新たなアイデアが生まれる空間として、ベッドルームも設置するなど、“開放感”と“リラックス”が大賞の決め手になったようだ。「チームワークを大切にしているので、オフィスで従業員同士が一体感を感じることができる設計になっている」(フューチャーアーキテクト)という。

 投票者からは「家のリビングルームのような安らぎ空間で、リラックスしながら、本音のディスカッションができそうだと感じた」(社会人、女性32歳)、「社内に香りがあるスペースでリラックスしながら仕事ができると思うから」(内定学生、女性22歳)といった声があった。

yd_office1.jpg フューチャーアーキテクトのオフィス

 2位のコスモスイニシアは仕事の用途に合わせたオフィスや、1人で集中できるスペースが特徴。従業員専用のカフェを設けるなど、リラックススペースにも配慮している。「このオフィスによって従業員のコミュニケーションと笑顔が増えた」(コスモスイニシア)と話す。

 3位のガイアシステムは癒しの空間をオフィスの中心に設けたほか、照明を落とした空間を演出している。「フリースペース(癒しの空間)の活用で提案力が増し、チーム力が上がった」(ガイアシステム)としている。

内定承諾時にオフィスを見てみたい学生は9割

 毎日コミュニケーションズと翔栄クリエイトの調査によると、「企業選びの際、オフィス環境を参考にする」学生は4割に対し、「内定承諾の際にはオフィスの内側を見てみたい」は9割を超えた。この調査結果について、「仕事へのやりがいを求める上で、“実際に自分が働くことになるオフィス環境”は無視できない、という潜在意識がうかがえる」(オフィスアワード実行委員会)という。

 宇佐神社長は「オフィスは企業の理念や社員への思いがあり、このことを学生は感じている。就職活動に当たって、学生は(オフィスを)見て選ぶ時代」と分析した。

 毎日コミュニケーションズと翔栄クリエイトは「オフィス環境の意識調査」を実施した。2008年4月入社予定の内定者482人(2回目393人)が回答。インターネットによる調査で、調査期間は10月17日〜11月1日、11月30日〜12月11日まで。

yd_office2.jpg コスモスイニシアのオフィス

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