手軽に安く食べられる丼ものは、忙しいビジネスパーソンの味方とも言えよう。
丼ものチェーン店で「おいしい」「入りやすい」「顧客ニーズの対応に熱心」など、「総合力」で最も高かったのは「吉野家」だった。2位には「松屋」、以下「すき家」「なか卯」「てんや」で、おいしさまたは入りやすさが総合力ランキングに大きな影響を与えていることが分かった。
日本ブランド戦略研究所は「丼ものチェーン店ランキング」を実施した。調査の対象は吉野家、松屋、すき屋、なか卯、てんやで、各社のイメージをコレスポンデンス分析※で3グループに分類。グループに適した名前を付け、イメージ(%)を合計して高いほうから順位を付けた。
調査内容はおいしい、メニューが豊富だ、オリジナリティがある、衛生的だ、入りやすい、顧客ニーズの対応に熱心だ、店員の態度に好感が持てる、経営態度に信頼がおける、安全な食材を使っているの9項目。インターネットを使った調査で、100人が回答した。調査期間は1月8日から1月9日まで。
「衛生的」と「オリジナリティ」――この2つのイメージを集計したものを付加価値ランキングとした。この結果、ランキング1位になったのはてんや、2位以下はなか卯、すき家、松屋、吉野家と、総合力ランキングとは、まったく逆となった。
吉野家や松屋のオリジナリティが低い理由として「牛丼を提供する店は、親子丼やカレーもある。メニュー構成が似ているのが一因かもしれない」(日本ブランド戦略研究所)としている。
また「メニューが豊富」というイメージをバラエティランキングとした。この調査でトップになったのは松屋、次いですき家、なか卯、てんや、吉野家となった。
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