今や女性もボクサーパンツ、人気のワケは？：キャスター・目黒陽子の「今、これが気になる」

[目黒陽子，Business Media 誠]

著者プロフィール：目黒陽子

フリーアナウンサー（ライムライト所属）。大和証券SMBCを経て、資格ファイナンシャルプランナーを取得後、キャスターへ転向。NHK総合「お元気ですか日本列島」、「BSニュース」、日本テレビ系列「ウェークアップ!ぷらす」などを担当し、政治・経済など、情報を伝えることの大切さと難しさを学ぶ。同じくアナウンサーの滝川クリステルは従姉妹にあたる。ブログ：http://www.fpcaster.com/

　とあるお店で女性用のボクサーパンツを発見しました。初めて手にしたこともあって驚いていたのですが、ユニクロでも女性向けのボクサーパンツを販売しているようですね。今や女性はボクサーパンツを好んで履く時代のようで、しかも男女兼用も当たり前って本当ですか？

女性用ボクサーパンツ、始まりはいつ？

　そもそも“女性がボクサーパンツを履くとカッコイイ”というイメージができたのは、10年ほど前にさかのぼります。女優の篠原涼子さんがグンゼの男性下着ブランド「BODYWILD」のCMで、パンツ姿を披露して話題になりましたね。篠原さんのCMを見て、多くの女性が「カッコイイ」と感じたのではないでしょうか。

　この篠原さんのCMを機に、恋人同士でボクサーパンツを身に付けたり、パジャマや部屋着として好む女性も増えていったようです。確かに、見た目がオシャレであれば、男性だけのモノにしておくのはもったいない。それに安定感があって適度な締め付け感のある下着なので、シェイプアップ効果を期待する女性が“欲しい”と思うのは当然でしょう。また以前のボクサーパンツは無地で地味でしたが、最近ではたくさんのデザインがありますね。

“カワイイ”は女性が好むキーワード

　最近では、スポーツジムでもボクサーパンツを履く女性が増えています。ロッカーで着替えている時も、スポーティーに見えるボクサーパンツなら恥ずかしくないし、機能的です。

　上の写真はボクサーパンツですが、短パンのようにも見えますし、水着のようにも見えます。ボクサーパンツは短めでスポーティー、そしてオシャレ……これが男女にウケているのでしょう。

　「カワイイ女性向けボクサーパンツのお店が原宿で流行している」と聞いて、“偵察”に行ってきました。たしかに色合いのよい商品が並んでいて、お店の人によると「アクセサリー感覚で、お友だちにプレゼントする女の子が増えている」ということでした。

　ほかにも男性下着メーカーがロックバンドのDJ OZMAさんとのコラボレーションで、男女兼用ボクサーパンツを販売して、話題を呼んでいます。TPO（時や場所などに応じて）に合わせてアクセサリー感覚で、女性たちは使い分けているようですよ。

ボクサーパンツダイエットって？

　さて、4月からメタボ対策のための“ウエスト検診”が義務化されます。胴回り85センチ以上だとメタボ……。病気予防や自己管理の意味でも、今後は企業内で、太りすぎの人に対して厳しくなっていくのかもしれません。もしかしたらメタボの人は、入社も昇進も難しくなるかもしれませんね。

　男性用下着といえばブリーフ派、トランクス派の人がいますが、ボクサーパンツ派がもっと増えたほうがいいと思います。実はメタボ対策には、このボクサーパンツはオススメなのです。履くだけで気になる部分をシェイプしてくれるため、女性にとってはガードルのようなもの。ぽっこりお腹をぐぐっと引き締め、さらにウエストをキュッとさせる効果もあるかもしれません。引き締まったヒップアップ効果も期待できるようなので、男女問わず、今後ますます人気になるのかもしれませんね。