円満旅行のコツは別行動? 旅先で別行動を好むビジネスパーソン

» 2008年09月09日 18時52分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

 この夏休みに旅行をして「リフレッシュできた」というビジネスパーソンもいるだろう。しかし「カップルやグループ(家族含む)で一緒に行動するよりも、旅先では別行動を好む傾向がある」ことが、ANA クラウンプラザホテルの調査で分かった。別行動派は男性(62.8%)より女性(74.6%)の方が多く、中でも40代は男性55.8%に対し、女性75.1%と19.3ポイントも上回った。

 別行動を好む理由を聞いたところ、「日ごろ忙しいので、夏休みくらい1人でのんびり過ごしたい」「自分がリフレッシュできることに没頭したい」と考える人が多かった。「晩婚化が進んだり、別々の寝室を持つ夫婦が増えたりする中、個人のペースや好みを優先して過ごすライフスタイルが広がっていることが背景にある。旅先では別々に過ごすのも、カップルやグループでは円満に旅行を楽しむ秘けつかもしれない」(ANA クラウンプラザホテル)としている。

 インターネットによる調査で、ビジネスパーソン1221人(男性47.9%、女性52.1%)が回答した。調査期間は7月4日から7月8日まで。

(出典:ANA クラウンプラザホテル)

旅行の行き先、「自分で決めた」は約6割

 グループで旅行計画を練るとき、旅行内容について折り合いがつかないこともしばしば。旅行の行き先は「自分が決めた」という人は57.9%と過半数を超えた。しかし30代では、男女とも約3割の人が、旅行の同行者が決定権を持っており、相手の意見を尊重していることがうかがえた。また既婚者と未婚者を比べると、自分で決めた割合は既婚者が50.9%に対し未婚者が65.1%と、未婚者の方が決定権を持っている人が多いようだ。

 実際の旅行が自分の希望通りだったかどうかを聞いたところ、希望通りではなかったという人は少数派。「行き先が希望通りでなかった」と答えた人は13.2%、「旅行先での過ごし方が希望通りでなかった」が16.8%、「時期が希望通りでなかった」が16.9%だった。

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