自分が好きな国、興味のある国の通貨を選ぶという方法も、通貨選びの1つの方法だ。FXでは、取引をする通貨の国の経済情勢に関心を向けることが大切だが、もともとその国に興味があれば、情報収集すること自体が楽しいものとなるだろう。
また、ほかの金融商品と違って、FXで取引している通貨は「使う」こともできる。FX取扱会社の中には、外貨のまま銀行の外貨普通預金口座へ送金できる「外貨送金」が可能なところもあるので、外貨のまま保有しつつ、将来、通貨として使うこともできる。
「それでもやっぱり決められない」という人は、米ドルやユーロから始めてみてはいかがだろう。いずれも世界の基軸通貨であり、流通量も群を抜いている。日々のニュースでも為替レートを確認することができるなど、情報量も豊富だ。海外旅行で使うことができる点でもおすすめの通貨といえるだろう。
FXの投資方法の1つが、取引する通貨を決めてその通貨だけに投資する方法である。1つの通貨に絞って投資するメリットは、情報収集に集中できることや、値動きのクセをつかみやすいといったことがあげられる。しかし、その通貨だけが値下がりしたというようなケースではリスクも大きくなる。そこで、リスクを抑えるために検討したいのが、複数の通貨を組み合わせて投資する方法だ。「A通貨がダメでも、B通貨やC通貨はいい」という分散効果が期待できるからだ。
通貨の中には地理的に近かったり、経済の交流が盛んなどといった理由で、為替レートの動きが似ているグループがある。せっかく複数通貨に投資したのに、似た動きをするグループを選んでしまっては分散する意味がない。複数通貨に投資する場合、動きが異なるグループから通貨をチョイスして、バランスよく組み合わせるのがポイントだ。
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