FXでの取引はまず「注文」を出すことから始まる。FXの売買注文は、電話で注文できる場合もあるが、最近ではPCや携帯電話からFX取扱会社のWebサイトにアクセスして注文を出すのが一般的だ。初めて注文を出すときには、ヘルプダイヤルに電話して教えてもらうなど、FX取扱会社のサービスを十分に活用しよう。
注文するまでの基本的な流れは、
ステップ1……どの通貨と通貨を取引するかという「通貨ペア」を選ぶ
ステップ2……取引金額を入力
ステップ3……「売り」か「買い」を選ぶ
ステップ4……注文方法を選ぶ
となっている。
24時間動いている為替市場では、眠っている間に大きく相場が動いてしまい、せっかくの利益を取り逃してしまったり、思いがけない損失を被ってしまう場合がある。FXでは、そんな為替の動きに対応できるように、基本的な注文方法だけでなく、これらの方法を組み合わせた自動注文が充実しており、これを使いこなせるかどうかが重要なポイントとなる。
ここではまずは基本的な注文方法3種類を紹介し、その後、自動注文方法3種類についても説明していこう。
基本の注文方法には、「成行」、「指値」、「逆指値」の3種類がある。
「成行(なりゆき)注文」
今のレートで注文すること。今の値段ですぐに買い(売り)たいときに使う。
「指値(さしね)注文」
今のレートより値段が安くなれば買う、または値段が高くなれば売る、という注文方法。メリットとしては、今のレートよりも有利なレートを指定できるという点があるが、その反面、レートがその値段にならなかった場合には取引が成立しないというデメリットがある。
「逆指値(ぎゃくさしね)注文」
今のレートより値段が高くなれば買う、または値段が安くなれば売る、という注文方法。この注文方法を使いこなすことで、大きな損失を被らないよう早めに損切りしたり、確実に利益を確定できるようになる。
最も簡単で確実な注文方法は、成行注文だ。成行で買ったり、成行で売ったりすることで、その場で売買が成立するので、初めての注文の場合、チャレンジしやすいだろう。
指値や逆指値の場合は、注文の有効期限を指定することもできる。有効期限は、「当日」「週末」「無期限」などから選択できるようになっている。ただし「当日」を選んだ場合は、注意が必要だ。というのも、日本時間で日付が変わる24時ではなく、米国のニューヨーク時間に合わせて、翌朝の7時ごろ※までとなっているからだ。また、「週末」を選んだ場合は土曜日の朝7時ごろ※までになっている。
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